レース鳩性能鑑定



優秀な資質を見極める手段としてDNA解析があります。

 現在ヨーロッパ鳩界においてレース鳩の飛翔性能に大きく関わるDNAを解析して良好な成績を収めている鳩舎があります。
有名なところで言うとデスメター&レスティアーン鳩舎イェレ・イエレマ鳩舎等が上げられます。
ヨーロッパでも日本でもレース鳩におけるDNAには大きく着目される2つの遺伝子があります。
一つは「LDHA遺伝子」でもう一つは「DRD4遺伝子」です。

<LDHA遺伝子>
LDHAとは筋肉のエネルギー代謝に関わる「乳酸デヒドロゲナーゼ酵素の遺伝子」であり、鳩の持久力・スピード・回復力に影響を与える重要な指標となります。
・役  割:
 筋肉でエネルギーを作り出す働きを助ける
・影  響:
 レースにおける粘り強さや疲労からの回復の早さに関わる
・遺伝子型:
 基本的にAA・AB・BBの3つの型に分類されA型のSNPを持つ
 ことが、優れたレース鳩の選定において重視される


<DRD4遺伝子>
DRD4とは神経伝達物質であるドーパミンと結合する受容体の遺伝子であり、鳩の帰巣本能や群れから抜け出すなど探索行動・判断力に関わる重要な指標となります。
・帰巣本能力(DRD4 954):
 遠く離れた場所から自分の鳩舎に帰るための重要な能力に関わる
・抜け出す力(DDR4 456):
 レース中に集団から素早く抜け出し単独で飛ぶ判断力や行動に関わる
・遺伝子型:
 基本的に全ての情報を得るためには2つの異なる遺伝子座が必要で、
 CCCC、CCCT、CTCC、CTCT、TTCC、CTTT、TTTTなどが存在し、
 T型のSNPを持つことが、優れたレース鳩の選定において重視さ
 れる



当研究所では上記の「LDHA遺伝子」と「DRD4遺伝子」の変異を解析して”1羽に1枚の鑑定書”を作成いたします。種鳩の選定等に役立てて下さい。


<DNA解析鑑定書例>
dnakanteisyo.jpg