種鳩としての考え方!!
種鳩の考え方には2つの基本が有ります!!
<1つ目の基本:鳩>
鳩自体の種鳩性能を見極めることは大変難しく絶対は有りませんが種鳩を感だけで選ぶわけには行きません。では、何を基準で選び出せば良いのでしょう。
ボディ骨格、肉質、羽、目について簡単に触れてみましょう。
ボディ骨格は多少前竜骨で恥骨との間は指1.5本分空き、背中のしっかりした広すぎない骨格で手持ちの良い鳩。肉質は休ませるとドンドン肉が付き多少重たく成るような感じの鳩(ただし、シゴケば軽くなる)。
羽は狙う距離によって長さは異なるが先端の切れがあり羽質は厚目の鳩。目は色素が濃く2枚目で色の落差が大きい鳩でアイサインは切れ目無く厚く巻いた鳩。
この辺が、一般的に見た種鳩選択の基準だと思います。
全てこのような種鳩にする事が本当に良いのでしょうか?私は、自鳩舎の種鳩の5割はこのような基本的に良いと思われる鳩にしています。が同じ数だけ特徴豊かな鳩を種鳩にしています。
「基本的な種鳩」に「特徴豊かな種鳩」を配合しています。この方が作出された選手鳩にばらつきが無くなります。
特徴的に両極端の鳩を配合すると2タイプに分かれる傾向に有り、余りよい結果が得られません。また基本的な鳩同士の配合でもどういう分けか特徴豊かな鳩がかなりの確率で出来ます。
<2つ目の基本:交配>
種鳩1羽からヒナを引くことは出来ません。種鳩の雄&雌の交配によりヒナ作出するのですから種鳩基準に合わない鳩であっても補う配合により優れた鳩を作出する事が出来ます。と言う事で私は固定ペアでの種鳩選びも行っています。
大提言!!
私が良くやる種鳩選び(成功例が極めて高い)
自鳩舎選手鳩で、何か気になる(良い予感の有る)鳩を選び出し種鳩にします。その鳩は種鳩の基準をクリアしていなくて結構です(ただし飼い主の予感の有る鳩にして下さい)。
その鳩に合う配合種鳩を他鳩舎に行き選んできます。何鳩舎も回って確実に合うと思った鳩を選びます。他鳩舎の選手・種鳩に無関係に選択します。**この時は絶対に妥協してはいけません。ボディ&肉質&羽&目全てが合うと思う鳩を選び出して下さい**
本当にビックリするほどの確率で活躍します!!
自鳩舎の少ない鳩から探すより、何百羽の中から探した方が良いに決まっています!
代表鳩の”ゼロ・サン”の母親もそうやって探してきた鳩です。父親は、品評会に通用するレベルの基本的な鳩で自鳩舎の飛び筋です!しかし竜骨が若干短く、目はノーマルの柿目(2枚目)で、色素の薄い鳩でした。是を補おうと「暗い白銀目(1枚目)で肉好きの良い、体&羽&竜骨に伸びのある色素の濃い大きめの雌鳩」を探しました。
是が”ドーントガール”です。”ゼロ・サン”は作出1番仔です。