パンダクラブ北海道通信 〔1999年12月号〕

 1999年11月30日発信:パンダクラブ北海道 〒006-0042手稲区金山2条2丁目4-10  
代表長屋貞夫:FAX&TEL (011)384−0801 事務局   矢萩 浩一
*12月からの予定
 12月19日(日)自然観察会〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕 :申
  1月 9日(日)新春スライド映写会〔札幌女性センター:午後1時〜4時〕
     23日(日)自然観察会〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕 :申                                                 ↑
                              ※参加申し込みは上記の電話へ

1.自然観察会について
 観察会を下記の日程で行います。森の空気からマイナスイオンを吸収します。 今年の冬も雪は多いかもしれません。吹雪に備えて防寒具を忘れずに。
・日時:12月19日(日)と1月23日(日)
        午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場
・持ち物:弁当,歩きやすい服装,長靴,メモ帳 ,双眼鏡やカメラ(あれば),防寒具(雨具),積雪によっては歩くスキーかかんじき

2.〔新春スライド映写会について〕
 2000年の新年会を兼ねて、スライド映写会を開催します。当日は、長屋隆夫氏の撮影し
た十勝管内大樹町や野幌森林公園などに咲いていた野の花の写真が見られます。
 地下鉄東西線西18丁目駅に近く判りやすい場所です。多数ご参加下さい。
・日時:1月9日(日) 午後1時〜4時
・場所:札幌市女性センター 第3研修室 札幌市中央区大通西19丁目
             ・011(621)5177

3.〔月例自然観察会報告 IN トド山〕
・10月24日(日)天気:曇り
 初雪から約1週間目で気温は一段と低くなって、足元は落ち葉の絨毯が敷きつめられて
いました。今年の天候は、夏が稀に見る暑さであったことと、秋は急に涼しくなったこと
により、紅葉の美しさはなかなかのもの。
 帰り際にクマゲラを見つけたメンバーもいて、留鳥は総出演でした。
・11月21日(日)天気:曇り後晴れ
 久しぶりに暖かな小春日和の1日でしたが、足元には先日降った雪が残っていて、長靴
を履いていかなかったメンバーは苦労しました。
 ツルウメモドキの実が綺麗に実っていて、殺風景な初冬の森の中で一番目立っていまし
た。アカゲラたちも厳しい冬を前に、栄養を蓄えようとしているようで、林の中を忙しそ
うに飛び回っていました。


 種  名

10月24日

11月21日

種    名

10月24日

11月21日

〔野鳥・動物〕
トビ
ヒヨドリ
ハシブトガラ
クマゲラ
オオアカゲラ
アカゲラ
コゲラ
ヒガラ
シマエナガ
ツグミ
オオタカ
ルリビタキ
ヤマガラ
エゾリス


 



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〔植物〕晩秋〜初冬
クサギ
ホウノキ
コブシ
カツラ
ヤマモミジ
ハウチワカエデ
ツルニンジン
マユミ
ナニワズ
サラシナショウマ
マイヅルソウ
フッキソウ
オオウバユリ
ツルウメモドキ

 


 黒実
 実
 実
 黄葉
 紅葉
 紅葉
 実
 実
 赤実
 緑実
 赤実
 葉
 種


 



 冬芽










 
 実

 

4.図書紹介〔自然ガイド 野幌森林公園〕ISBN4-89453-039-2(\1300+税) 北海道新聞社刊
今年10月、待望の1冊が刊行されました。作者は現在、酪農学園大学の地域環境学科
教授として教鞭をとっておられます村野紀雄さん。以前から、野幌森林公園事務所や林業
試験場で、森林の保護に活躍されてこられた方で、野幌森林公園の第一人者です。
野幌森林公園の動植物を綿密に調べたリストも巻末に付いて、とても重宝な本です。
そしてパンダクラブの菅原文雄さんの写真が数多く使われていることも、私たちには親
しみやすい感じを受けます。
ここに載っている動植物の中には、アオサギやエゾライチョウなど、今ではあまり見か
けなくなってしまった種類も多く、これ以上減らさないための祈念として是非どうぞ。