=======================================================
  〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
 
       人から人へ
         親から子へ
           自然のすばらしさ
           大切さを伝えよう
 
       え  と  ぴ  り  か
 
 パンダクラブ北海道 2002年1月31日 E-Mail版 No.6
 
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
=======================================================

 

※このメールは「html形式」で編集しております。
 ご使用のメールソフトで「htmlメールを表示する」
 設定
してご覧ください。

 

目次
○2月からの予定
○月例自然観察会報告 in 野幌
○2002年の始まりにあたって
○決算報告および予算案について
◆□ Eメール版「えとぴりか」の希望者募集 □◆
○年間行事予定(案)
○パンダクラブ北海道 会員名簿 2002年1月27日現在

○会費納入のお願い
○会報寄贈先
〜「お庭に来ている訪問者は」調査について〜
◆□ 『クマゲラ一斉調査』のご案内 □◆
○スライド映写会「大樹の花と野幌の自然」のご案内

 


 

☆ 2月からの予定 ☆
2月17日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申 
 ひきつづき午後1時30分から  年次総会〔喫茶樹 江別市文京台南町60-25 〕

3月10日(日)『クマゲラ一斉調査』
 [午前9時:北海道開拓記念館集合]:申 

3月24日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申 
 
※参加申し込みは下記まで
 代表 長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
[自然観察会について]
 森林公園の冬は野鳥観察のメッカです。歩くスキーやカンジキを履いて皆さんどうぞ。小雪程度は決行ですが、悪天候の場合は次の祝日か日曜日に延期します。参加無料。

・日時:2月17日(日)3月24日(日)  午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場9:30集合
・持ち物:弁当、メモ帳、双眼鏡やカメラ、防寒具や雨具、時計、歩くスキーかカンジキ
 
[年次総会のお知らせ]
  2002年度総会を次の予定で開催します。決算報告、予算案、年間行事予定等を含め、パンダクラブ北海道の将来について語り合いたいと思う会員の皆さんはできるだけ御参加ください。不参加の場合は、議決に同意したものと見なされます。
・ 日 時:平成14年2月17日(土)午後1時30分〜
・ 場 所:喫茶 (じゅ) 〔江別市文京台南町60−25 Tel :(011)387−1549〕


 

月例自然観察会報告in 野幌

・12月16日(日)天気:晴れ

 札幌から野幌周辺は1週間に1mを超える積雪となったため、森林公園の中も風景が一変しました。新雪の上を一直線にスキーの踏み跡を残しながら進みました。
 雪の上にはシナノキの実がたくさん落ちていたり、キタキツネ、エゾリス、ノウサギ、ネズミのほか、見慣れない大型の足跡が林から林へと横切っていました。エゾシカが迷い込んでいるとの情報を聞いたので、きっとその足跡でしょう。

・1月27日(日)天気:曇り

 先日の雨のせいで積雪は少なくなっていましたし、間伐作業のブルドーザーが除雪したためにトド山口はスキーが無くてもかなり奥まで歩けました。
 初参加の吉田さんは、歩くスキーも初体験とのことなので、手こずっていました。とうとう最後にはスキーを外して歩きだしましたが、固く締まっていたため沈まみませんでした。野鳥たちの出演が少なかったのが残念でした。

種   名

10月21日

11月18日

種   名

10月21日

11月18日

〔野鳥・動物〕 

 

 

〔野鳥・動物〕 

 

 

トビ 

 

キタキツネ

足跡

足跡

ミヤマカケス

エゾリス

足跡

 

ヒヨドリ

 

ノネズミ

足跡

足跡

ハシブトガラ  

エゾユキウサギ

足跡

足跡

シマエナガ

 

 

ゴジュウカラ

 

〔植物〕 秋〜初冬

 

 

ウソ

 

オオカメノキ

 

冬芽

アカゲラ

シナノキ

種子

種子

コゲラ

オオバボダイジュ

種子

キタキバシリ

 

 

 

2002年の始まりにあたって

 新年おめでとうございます。この正月は皆様いかがお過ごしでしたか。私の住むここ野幌は、例年にも増して雪が多くて除雪作業に骨が折れました。オホーツク海の流氷も南下が速いことからも、シベリアからの季節風がいつもより強いと言うことでしょう。

  21世紀になって丸1年が過ぎましたが、何と波瀾万丈に富んだこの1年間だったことでしょう。21世紀が毎年この調子では、たまったものでは有りません。

 ところで、パンダクラブ北海道も結成から20年が過ぎました。この間の歩みについては、昨年この「えとぴりか」にて長々と書きましたので割愛しますが、この20年間には様々な紆余曲折が有ったと聞いています。これまでパンダクラブ北海道の活動に関わった皆さんのご苦労に対しまして、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

 この20年間に取り組んできた(と言っても、それほど真剣な取り組みだったかどうか・・・パンダクラブらしいのですが)課題の中で最も緊急にして重要な問題は、絶滅の危機に瀕した野生動植物の保護活動です。

 先にWWFJが発行した『野生生物と絶滅の危機』によれば、1979年にイギリスのノーマン・マイヤースという生物学者は、「人間が気づかないうちに絶滅している生き物も含めると、一日に絶滅する動植物は100種以上になる」と推定しました。2000年には「熱帯林だけで一日に50〜150種の動植物が消滅している」と計算していて、この20年間でさえ、絶滅の割合は高くなっていると思われます。そして、その原因はほとんど私たち人間の活動によるものです。

冬のエゾフクロウ

 地球上には多種多様な生き物が住んでいます。しかも、その生き物同士は種や花粉の運び役とか食物連鎖とか共生・寄生という関係で複雑なつながりを保って生きています。もちろん、そのつながりの中に私たち人間も存在します。

 もし1ヶ所の林が伐採されると、そこに住んでいた昆虫の食べ物が無くなって死に、この昆虫に花粉を運んでもらっていた花が実を結ばなくなる。その実を食べていた鳥や動物が生きていけなくなる。といった関係が有るのです。

 そんな関係は何も熱帯林だけで起こっている他人事ではなく、身近な公園や田畑でも同じです。人間は目の前にいる有用な植物や家畜にばかり気を付けていますが、その周辺に住んでいる動植物との関わりを見過ごして来たかもしれません。

 私たちが大切にまもろうとして、殺虫剤や殺菌剤をかけたりすることは知らず知らずのうちに、周囲の生き物のつながりを断ち切って、むしろ害虫や病気を増やしているかも知れないのです。

 今もあちこちで続いている地域紛争や民族間の戦争の多くが、干ばつや飢餓を背景としている聞きます。農業生産が安定して食料がたっぷり有れば、分かち合う気持ちも生まれるでしょう。あまりにも、人間は身勝手で経済性と効率を追い求め過ぎました。そのしっぺ返しが、干ばつや飢餓を原因とした紛争に発展しているのです。

 地球規模の食料危機が叫ばれています。その一端がこれらの地域紛争に現れます。だからといって食料の増産だけに努めるのでは、ますます自然環境の悪化を招くでしょう。こんな悪循環から逃れる道はどこにあるのでしょうか。

 振り返って日本国内では、輸入農産物による価格破壊も手伝って、国産の野菜はおろか米までもだぶついて在庫の山を嘆いています。この地球的矛盾を早く解決しなければ、日本も地域紛争に巻き込まれて、飢餓の時代を迎えるかも知れません。

 そんなことを考えながらも、お節料理を食べすぎて動けなくなり、自分の鏡に映った醜い姿を反省しつつ、飽食の時代だと浮かれていられるのは、いつまで続くことかと恐れおののく正月ではありました。

 

決算報告および予算案について

(1)2001年度決算報告
・収入の部   
項 目 実績(円) 計画(円) 差し引き(円) 備 考
会費 49,000 63,500 -14,500  
 個人(@2,500*8) 20,000 12,500 7,500 佐伯さん3年分
 家族(@3,000*9) 27,000 51,000 -24,000  
 オンライン(@1,000*2) 2,000 0 2,000  
雑収入(利子等) 15 0 15  
前年より繰り越し 20,664 20,664 0  
合 計 69,679 84,164 -14,485  
・支出の部   
項 目 実績(円) 計画(円) 差し引き(円) 備 考
印刷費 5,487 10,000 -4,513 No.161〜166他
郵送費 30,540 35,000 -4,460 同上
募金経費 0 5,000 -5,000  
行事費 16,740 25,000 -8,260 レジャー保険他
負担金 3,500 2,000 1,500 ボラナビ+環境広場
事務費・雑費 417 5,000 -4,583  
繰越金及び予備費 12,995 2,164 10,831 佐伯さんの会費含む
合 計 69,679 84,164 -14,485  


(2)会計監査報告
金銭出納簿、領収書等関係書類を精査いたしましたところ、上記決算報告のとおり相違ありませんでしたので、ここに報告いたします。
2002年1月27日 会計監査 高橋 俊男

(3)2002年度 予算案

収入の部(円)

支出の部(円)  

会費 44,500 印刷費 10,000
 個人(@2,500*5) 12,500 郵送費 24,000
 家族(@3,000*10) 30,000 募金経費 5,000
 オンライン(@1,000*2) 2,000 行事費 15,000
    負担金 2,000
    事務費・雑費 1,000
前年より繰り越し 12,995 予備費 495
合 計 57,495 合 計 57,495

 

◆□ Eメール版「えとぴりか」の希望者募集 □◆

 前号の会報にも書きましたが、「えとぴりか」のEメール版を作って配信しています。 そこで会報「えとぴりか」の受け取りを、郵送ではなくEメールでの配信で希望される方を募集しています。条件としては、バソコンのインターネット・プロバイダーに接続したEメールアドレスをお持ちの方でなければなりません。iモード等の携帯電話のメールには対応していません。
 新年度の予算案をご覧になってお判りのとおり、パンダクラブ北海道の経済状態は火の車です。このオンライン化が進むことにより、これまでの郵送料がかからないので、事務局も大助かりです。
 皆さんの利点は、カラーの画像が付いているので綺麗で見やすいことと燃えるゴミがへること、欠点はパソコンが無いと見られないことです。
 希望者は、pchokkaido@geocities.co.jpまたは、nagaya@shi.whitecity.ne.jpまで連絡ください。

(長屋)

 


 

年間行事予定(案)

 今後の行事を計画しました。ただし、他の行事とのからみで、中止する場合もありますのでご注意下さい。ツアーの計画等のアイディアやご意見をお寄せ下さい。

2002年 4月 21日 自然観察会
  5月 5日か6日19日 パンダ募金〔円山動物園〕自然観察会
  6月 16日15日〜16日 自然観察会『江別環境広場'02』
  7月 21日 自然観察会
  8月 10〜11日18日 ファミリーキャンプ自然観察会
  9月 15日 自然観察会
  10月 13日か14日20日 パンダ募金〔円山動物園〕自然観察会
  11月 17日 自然観察会
  12月 15日 自然観察会
2003年 1月 19日 自然観察会
  2月 16日 自然観察会、年次総会兼スライド上映会
  3月 16日23日 『クマゲラ一斉調査』自然観察会
  4月 20日 自然観察会
  5月 4日か5日18日 パンダ募金〔円山動物園〕自然観察会
  6月 15日21日〜22日 自然観察会『江別環境広場'03』
  7月 20日 自然観察会
  8月 9〜10日17日 ファミリーキャンプ自然観察会
  9月 14日 自然観察会
  10月 12日か13日19日 パンダ募金〔円山動物園〕自然観察会
  11月 16日 自然観察会
  12月 14日 自然観察会
2004年 1月 18日 自然観察会
  2月 15日 自然観察会、年次総会兼スライド上映会

 

パンダクラブ北海道 会員名簿 2002年1月27日現在

No

会員名

年度

No

会員名

年度

No

会員名

年度

1 佐伯 昌夫  3 11 長屋 隆夫  2 21 撰藻 匡樹  0
2 鴫野 貞隆  2 12 種市 国和  2 22 菅原 邦治  0
3 新田 紀敏  2 13 橘井 公子  1 23 松山 潤  0
4 前野 和利  2 14 丹野 美智子 1 24 高橋 清一  0
5 渡辺 紀久雄 2 15 原島 和子  1 25 遠山 美恵子 0
6 今村 敏郎  2 16 金井 博子  1 26 丸山 久美子 0
7 長屋 貞夫  2 17 沢部 勝  1 27 神田 隆   0
8 小林 保則  2 18 藤森 章子  1 28 吉原 正八郎 99
9 内田 桐子  2 19 岩谷 隆博  1      
10 高橋 俊男  2 20 宮田 浩秋  1      

 

☆ 会費納入のお願い ☆

 パンダクラブ北海道の会計年度は1月〜12月です。2002年度会費の納入をお願いします。2,500円以上納入していただいた方先着30名様に、2002年パンダクラブ北海道オリジナルのカレンダーを差し上げます。
 会員一覧の年度の欄で「99〜01」の方は今年度会費が未納です。これと入れ違いに納入された方はご容赦ください。

○ 会報寄贈先

村野 紀雄  矢萩 浩一 パンダクラブ兵庫   ジャイアントパンダクラブ周南
森田遊園   大久保 勲 パンダクラブ三重   日本湿地ネットワーク    
佐藤 孝則  小林 聡史 パンダクラブ徳島   然別湖ネイチャーセンター  
舟橋 直子  長 良幸  パンダクラブ愛知   やまね工房 落合けいこ   
小原 秀雄  水尾 君尾 パンダクラブ宮城   自然との共存を考える会   
菅原 文雄  藤井 創  前田一歩園財団    北海道環境サポートセンター 
喫茶「樹」        喫茶 あかげら    世界自然保護基金日本委員会 
酪農大学野生動物研究会  野幌森林公園事務所  ウトナイ ネイチャーセンター
立命館大学慶祥高等学校  道自然保護課     自然ウォッチングセンター  
丸山環境教育事務所    帯広百年記念館    札幌円山動物園       

 

〜「お庭に来ている訪問者は」調査について〜

  今年の江別環境広場に向けて、パンダクラブ北海道として次の調査を行いたいと思
います。つまり市民の皆さんに、ご自宅に来る野鳥や動物の種類や数をお尋ねして、
身近な自然に対する関心を高めてもらおうとする企画です。
〔調査内容〕                                
1)対象範囲:札幌市、江別市、北広島市、南幌町、当別町、石狩市にお住まいの方 
2)調査期間:平成14年2月1日〜5月31日                 
3)調査方法                                 
  ・ご自宅の庭やベランダに飛んで来た野鳥や迷い込んできた動物を教えて下さい。
 ・お返事は、手紙,ハガキ,ファックス,Eメールのどれでも可        
  ・宛 先:(1)〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303  長屋 隆夫 宛
      (2)Fax  011−384−0801(電話は不可)
      (3)Eメール nagaya@shi.whitecity.ne.jp

 

◆□ 『クマゲラ一斉調査』のご案内 □◆

  野幌森林公園を守る会主催で、天然記念物クマゲラの生息調査が行われます。どこで出会えるか、お楽しみ。初めて参加される方もベテランと組みますのでOK!
・ 日 時 :3月10日(日)午前9時集合
・ 集合場所:北海道開拓記念館
・ 持ち物  :弁当、メモ帳、双眼鏡やカメラ、防寒具や雨具、時計、歩くスキーかカンジキ

 


 スライド映写会「大樹の花と野幌の自然」のご案内

 パンダクラブ北海道は、北海道野幌森林公園事務所と共催で、下記の日程によりスライド映写会を開催します。
 十勝管内大樹町周辺の四季の花と、野幌森林公園の自然を被写体としたスライドを見ながら、北海道の自然の素晴らしさ、大切さを語り合いましょう。
・日 時 :3月24日(日) 午後1時30分〜3時30分
・場 所 :道立野幌森林公園 自然ふれあい交流館
      江別市西野幌685−1 Tel:011−386−5832
・交通機関:夕鉄バス大沢公園入口停留所から徒歩7分;新札幌駅ターミナル 10番 12:45発
・参加費 :無料
・申込み、問い合わせ:〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303  長屋隆夫
           Tel:011−384−0801(長屋)
・定員:40名

 

== 編集後記 ============================================

◇今年の春から観察会の集合場所を野幌  運動公園に変更しよ
 うかと思います。

◇皆さん年賀状有り難うございます。藤森さんからは「例会が
 無くなって、皆と話す機会が少ないため、情報不足で困る。」
 とのご指摘がありました。種市さんは、冬山に挑戦している
 とのこと。今年も頑張りましょう。

                         [SN]

 ========================================================

 

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
 えとぴりか E-Mail版 No.6(通算No.167)
  発行:パンダクラブ北海道 2002年1月31日
 
 〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303
       事務局:長屋 隆夫 方
       代 表:長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
 年会費:家族会員            ¥3,000
     個人会員            ¥2,500
     ジュニア会員(中学生まで)    ¥1,000
     オンライン会員         ¥1,000
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*