パンダクラブ北海道通信 〔2000年4月号〕
2000年3月31日発信:パンダクラブ北海道 〒064-0823中央区北3条西26丁目1-12-303
代表長屋貞夫:FAX&TEL (011)384−0801 事務局 長屋
隆夫
*事務局の住所が変わりました。
*4月からの予定
4月23日(日)自然観察会〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕 :申
5月5日か6日『パンダ募金』〔10時〜15時:札幌円山動物園正門〕
20日(土)フォーラム「野幌の森は北の遺産」かでる27ホール:午後2時〜
21日(日)自然観察会〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕 :申
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※参加申し込みは上記の電話へ
1.〔自然観察会について〕
観察会を下記の日程で行います。森の空気からマイナスイオンを吸収します。
・日時:4月16日(日)と5月21日(日)
午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場
・持ち物:弁当,歩きやすい服装,長靴,メモ帳
,双眼鏡やカメラ(あれば),防寒具(雨具)
2.〔パンダ募金のご案内〕
恒例のパンダ募金を次の予定で行います。皆さん,多数お出でください。
今回も人数さえ集まればまた正門と西門の2班に別れて、募金を呼びかけますが、集合場所は正門とします。
・場所;札幌市円山動物園 正門前
・日時;5月5日(子供の日) 午前10時〜午後3時
なお、5日が雨天の時は6日(土)に延期します。
・目的;募金は世界の自然保護活動に役立てるためWWFJに送金します。
3.〔月例自然観察会報告 IN トド山〕
・2月20日(日)天気:晴れ
久しぶりの暖かな観察会でした。積雪は1mをかるく越え、しかも前日の40cmの新雪がスキーの行く手を阻み、汗びっしょりになりました。このピーカンの晴天で写真を撮るには最適だなと思いましたが、肝心の出演者が少なくて残念でした。
木々の枝からは、雪がボタボタと頭の上の落ちて来るほど、気温が上がったため、気の早いオオカメノキ等は、冬芽を膨らませ始めていました。春はすぐそこです。
・3月26日(日)天気:晴れ
19日に予定していた観察会を1週間遅くしました。3月も末だというのに、毎日のよう
に雪が降り続いているため、積雪はまだ1m以上ありました。
例年のこの時期なら、フキノトウやフクジュソウが顔を出している頃ですが、今年の3
月は気温が低く雪も多かったため、植物の観察にはなりませんでした。
それでも、陽射しだけは春めいて眩しく、スキーで歩くうちに汗びっしょりになってし
まいました。来月の観察会の頃は春真っ盛りでしょう。是非ご参加ください。
種 名 |
2月20日 |
3月26日 |
種 名 |
2月20日 |
3月26日 |
〔野鳥・動物〕 トビ ヒヨドリ ハシブトガラ クマゲラ オオアカゲラ アカゲラ コゲラ ゴジュウカラ シマエナガ ツグミ ヒレンジャク ミヤマカケス キクイタダキ キタキバシリ ハシボソガラス ウソ ノスリ ノネズミ ユキウサギ エゾリス キタキツネ |
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〔植物〕冬〜春 クサギ ホウノキ コブシ オオカメノキ エゾノバッコヤナギ ハウチワカエデ ツルニンジン マユミ ナニワズ サラシナショウマ マイヅルソウ フッキソウ オオウバユリ ツルウメモドキ |
冬芽 冬芽 冬芽 |
冬芽 冬芽 |
パンダクラブ北海道総会の報告
去る2月20日の午後2時過ぎから、江別市文京台南町の喫茶店「樹」においてパンダクラブ北海道の総会が行われました。出席者は、長屋貞夫、長屋隆夫、長屋英子、矢萩浩一、矢萩嘉子、矢萩駿(敬称略)の6名でした。
協議事項のおもなものは、平成12年度の行事予定と役員の改選でした。今回の総会において、これまで事務局を担当していただいていた矢萩浩一さんから、事務局を交替してほしい旨の申し入れがありました。協議の結果、長屋隆夫氏に後任の事務局を引き受けていただくことになりました。
その他、次に示す会員制度の改正案が長屋貞夫氏から出されました。
@インターネット上にパンダクラブ北海道のホームページを開設する
A会員の種類として「オンライン会員」を設ける
B「オンライン会員」には会報「えとぴりか」は郵送せずEメールにて配信する。
C「オンライン会員」の会費は、年1000円とする。
というもので、大筋で了承されました。
さしあたり、この会員制度の改正は次年度平成13年度からを目標として、ホームページ開設の準備を進めることにしました。詳細が確定しだい今年度末までにご連絡します。
フォーラム「野幌の森は北の遺産」について
去る3月12日、江別市大麻公民館で第1回目のフォーラムが開催されました。
先ず、江別市緑化推進審議会委員で植物学の権威、鮫島惇一郎氏の講演がありました。
お話しの中で、野幌森林公園の歴史や、これだけ標高の低い所に残る針葉樹と広葉樹の混交林は世界的にも大変貴重な存在であることを教えていただきました。
この丘陵は土壌が煉瓦の原料になるほど養分のほとんど無い粘土質でできているため、そこに生える木々の根は深くまで入ることができません。
台風などが来ると倒れてしまうのですが、地理的に台風の被害に会うことが20〜30年に1度と少ないために、奇蹟的にこのような森林が残ったのだそうです。
そんな貴重な森林を切り刻むように、今「農道」という名の通勤用の舗装道路が計画されています。同日行われた「クマゲラ一斉調査」でも2〜3羽と昔の半分のしか確認出来ませんでした。
もっと詳しい話しを聞きたい方は、5月20日(土)に札幌「かでる2・7」で開かれる第2回目のフォーラム「野幌の森は北の遺産」にお出でください。