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  〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
 
       人から人へ
         親から子へ
           自然のすばらしさ
           大切さを伝えよう
 
       え  と  ぴ  り  か
 
 パンダクラブ北海道 2002年7月31日 E-Mail版 No.9
 
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○8月からの予定
○月例自然観察会報告 in 野幌
○環境広場2002参加して
◆パンダニュース
 ◎ホームページ「海の動物ミニチュア博物館」のご紹介
 ◎第19回 自然は友だち わたしの自然観察路コンクールのご案内
 ◎第12回 地球にやさしい作文・活動報告 コンテストのご案内

 


 

☆ 8月からの予定 ☆


※参加申し込みは下記まで
 代表 長屋 貞夫:FAX & TEL(011)384-0801

 

[ 野幌自然観察会について ]

 もう野幌森林公園は夏真っ盛り。夏の暑さに負けないで観察会に参加しませんか。この季節は虫が多いので、防虫用品をお忘れ無く。参加無料。小雨決行ですが、大雨なら次週。

 

[ ファミリーキャンプのお知らせ ]

 今年は道北方面に遠征します。日程は当初の予定を変更して、日曜〜月曜としました。

 


 

月例自然観察会報告in 野幌

・6月16日(日)天気:晴れ

 この日は環境広場2002の野外行事として「森の花の観察会」として、野幌運動公園に集合しましたが、前日の下見で花が少ないことが判ったため、急遽全員でトマンベツ園地まで移動して実施しました。エゾハルゼミの声も賑やかで小鳥の声は聞きにくかったのですが、遊歩道の途中の池でニュウナイスズメの雛が落ちていました。
 花の種類は思ったほど多く有りませんでしたが、何といってもランが真っ盛り。サイハイランが満開で、17人の参加者は可憐なその姿を充分楽しんでもらえたことでしょう。

・7月21日(日)天気:曇り 蒸し暑い一日

 北海道にしては珍しく、梅雨のようなジメジメとした日々が続いていて、すっかりバテ気味。でも、遊歩道の両脇にはオオウバユリの花が数メートル置きに咲いていて、まるで街路灯のようで綺麗でした。一株に何個の花が付いているかを見てまわったところ、最多で18個もの花を付けた株がありました。
 そしてその間にはエゾアジサイの青紫の色が一面に広がっていました。
 藪蚊やヌカカが多く、防虫スプレーは欠かせない季節です。

 

種   名

6月16日

7月21日

種   名

6月16日

7月21日

〔野鳥・動物〕

 

 

〔植物〕夏

 

 

トビ

 

アカソ

 

トガリネズミ

 

イケマ

 

ヒヨドリ

ウマノミツバ

 

トラツグミ

 

エゾアジサイ

 

イカル

 

エゾイラクサ

 

キジバト

エゾスズラン

 

ゴジュウカラ

 

エゾニワトコ

赤実

アカゲラ    

 

エンレイソウ

黒実

 

ツツドリ

 

オオアマドコロ

緑実

黒実

センダイムシクイ

オオウバユリ

ウグイス

オオカメノキ

 

緑実

アオジ

オオダイコンソウ

花終わり

 

キビタキ

オオバコ

 

アオイトトンボ

 

オオハナウド

 

エゾハルゼミ

 

オククルマムグラ

 

エゾリス

 

オニシモツケ

 

 

 

 

オニルリソウ

 

〔植物〕夏

 

 

ギョウジャニンニク

 

バイケイソウ

キンミズヒキ

 

ハエドクソウ

 

クルマバソウ

 

ハナニガナ

 

クルマバツクバネソウ

花終わり

 

ヒトリシズカ

 

クルマユリ

 

ヒメヘビイチゴ

コウライテンナンショウ

フタリシズカ

 

コケイラン

 

ベニバナイチヤクソウ

 

コンロンソウ

 

ホウチャクソウ

緑実

 

シャク

 

ホオノキ

 

ズダヤクシュ

 

マイヅルソウ

タニギキョウ

 

ミゾホウズキ

 

チシマアザミ

ミヤママタタビ

 

ツクバネソウ

 

ヤマグワ

 

ツルアジサイ

ユキザサ

 

トケンラン

 

ヨツバヒヨドリ

 

トチバニンジン

ルイヨウショウマ

緑実

 

ノリウツギ

 

 

☆ 環境広場2002に参加して ☆

 去る6月15日〜16日の両日、毎年恒例の江別環境広場が開催されました。
 今年のパンダクラブ北海道は、「2002ワシントン条約パネル」展と「道東大樹町の花」写真展の2種類の展示と「森の花の観察会」という野外行事を実施しました。
 展示会場の野幌公民館ホールでは、まずトラフィック・ジャパンから貸し出してもらった「2002ワシントン条約パネル」の10枚も展示しました。これは、今年の展示内容を悩んでいた5月末に、WWFJから貸し出し希望者募集の連絡が舞い込んできたので、これは渡りに船と思い、使用可能期間の直前でしたが、貸してもらえました。トラフィックの皆さんには、この場を借りてお礼いたします。
 パネルの内容は、絶滅の危機に瀕している貴重な野生動植物の輸出入(密輸出入も含めて)を止めようとするものです。
 サイは角を採るために殺されたりしている写真を見て、来場者から「かわいそう!」と言う声が聞かれました。
 さて、これまで毎年のように展示していた野幌森林公園の写真展ですが、何となくマンネリを感じていたためちょっと趣向を変えて「大樹町の花」の写真を展示しました。

これらの写真は、パンダクラブ北海道事務局長の長屋隆夫氏が道東十勝管内大樹町で長年にわたり撮りためためずらしい花の数々です。江別市周辺では見られない貴重な種類も多く、道東の豊かな自然を象徴しています。
 例年同様、この環境広場では、約20の団体および個人の発表展示が行われたり、各種講習会や映画上映会が有り、入場者数は2日間で約500人となりました。
 今年は小中学生を対象とした行事を増やして、環境について身近な生活の中で考えてもらおうしました。つまり、生活に根ざした環境教育をテーマの一つとしました。
 15日土曜日には、北海道環境カウンセラー協会会長の藤田郁男氏を講師に迎えて「子どもエコ教室」として、科学の実験を通して樹木が二酸化炭素を吸収することを体験的に学習してもらいました。
 16日日曜日は「名人と遊ぼう」として札幌市三世代交流協会の名人さんにお出でいただき、昔の遊び(お手玉、竹とんぼ、折り紙など)を名人と一緒に楽しく遊びました。
 午後からは、えべつ市民環境講座「やさしく学ぼう環境問題」として、北海道環境アドバイザー酒井健司さんを講師として、川にどれくらい自然が残されているかを示す指標生物のお話しなどを勉強しました。
 メインイベントの映画「ガイアシンフォニー第四番」は、地球の未来を考える4人の生き方を綴ったドキュメント映像による交響曲。それぞれの個性や表現が輝いていて、2時間15分も長くは感じませんでした。約100名の入場者は、その感動的な内容に途中退席する人も無く、真剣に見入っていました。
 江別友の会は、なべ帽子料理講習会「手間いらず、光熱費いらずのなべ帽子」を開催しました。古セーター、古毛布、フリース、トレーナーなどで作ったなべ帽子を使って料理に参加者は「ぜひ自宅でも実行しよう」と語り合っていました。
 展示では、これまでの各団体に加えて、酪農学園大学の学生2団体が参加しました。
 まず地理情報学ゼミの皆さんは、江別市内の小学5年生を対象にしたアンケート調査の中間報告として、家の庭や近くの自然を調べたグリーンマップを作成して、これからの緑について考えました。
 またアライグマ研究会は、ペットとして移入されながら捨てられて増えたアライグマが野幌森林公園周辺の生態系や人間の生活に及ぼす影響について、研究報告して市民の皆さんに訴えました。
 12回目になる江別環境広場ですが、内容の充実が進んできているにもかかわらず、入場者数が増加しないという悩みが解決しないままに閉幕しました。

 


 

◆□ パンダニュース □◆

◎ ホームページ「海の動物ミニチュア博物館」のご紹介 ◎

 パンダクラブ北海道のメンバー、高橋俊男さんは以前からクジラやイルカなど海の動物について造形が深いことで、ご存じの方も多いと思いますが、去る3月からホームページ「海の動物ミニチュア博物館」を立ち上げました。
 アドレスは 『http://www.geocities.co.jp/NatureLand/9535/』 です。
 ぜひご覧ください。

オコジョ

 


 

◎ 第19回 自然は友だち わたしの自然観察路コンクールのご案内 ◎

 公益信託富士フィルム・グリーンファンド,(財)国立公園協会の主催で、自然観察路についての絵地図と解説文のコンクールがあります。どしどし応募しましょう。

 

●作品の作り方

  1. 絵地図を作る

    観察路とその周辺にはどんな自然があるか?その様子を絵の具,クレヨン,カラーペンなどで絵地図にする。

    1. 大きさ:A4版(42p×59.4p)くらいの画用紙か模造紙

    2. 道の長さは1〜2q(観察しながら歩いて1〜2時間)「○○の散歩道」などと愛称を付ける。

    3. 道の途中にポイント(観察地点)を設ける。小学生は5ヶ所,中・高校生は10ヶ所くらい。道順を?(矢印)で示す。

  2. 解説文を書く

    1. 解説は、観察路でみつけた動植物などやその様子、観察しながら感じたことなどを、ポイントにあわせて、わかりやすく説明する。

    2. まず観察路全体の説明を400字以内で書く。

    3. それからポイント(観察地点)の説明をする。それぞれのポイントの説明は200字以内にまとめる。

 

 その他詳しくは、事務局 長屋まで。

 


 

◎ 第12回 地球にやさしい作文・活動報告 コンテストのご案内 ◎

 読売新聞主催、(株)セブン・イレブン・ジャパン協賛で上記のコンテストの募集案内が来ています。今や世界規模で課題となっている環境問題についての考えや取り組みを作文やポスターの募集を通じて、多くの人々に理解を深めてもらう目的で1991年にスタートしたものです。
 応募要領は以下の通りです。詳細については、読売新聞社ホームページアドレス『http://www.yomiuri.co.jp/adv/sakubun/』をご覧ください。

 

募集内容

  1. 「作文・活動報告部門」

    「地球環境を救うために、今私たちができること」についての意見や提案、また実際に行っている活動の報告文。

  2. 「団体活動報告部門」(小・中学生の団体対象)

    「こどもエコクラブ」などの団体・グループによる環境保護活動、またはそれに関わる調査研究活動の報告文。今後実現可能な計画やアイデアも可。

  3. 「ポスター部門」(小・中学生対象)

    「地球にもっとやさしく、もっと長生きしてもらうために私たちにできること」を提案する内容のポスター(自然や野生動物の保護、リサイクル、美化などを訴える作品やそれらの活動の様子を伝える作品)。

応募方法

  1. 「作文・活動報告部門」

    <小学生の部、中学生の部、高校生の部>

    400字詰め原稿用紙に日本語で3枚以内。作品に表紙をつけ、表紙にタイトル、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、生年月日・年齢、電話番号、メールアドレス、学校名・学年を明記し、封書で郵送。

    <一般・外国人の部>

    日本語か英語のどちらかで応募(日本人の方は日本語で応募)。日本語の場合は400字詰め原稿用紙に3枚以内。英語の場合はA4判用紙にタイプで500語以内(ダブルスペース、文末に語数を明記)。作品に表紙をつけ、表紙にタイトル、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、生年月日・年齢、電話番号、メールアドレス、国籍、学校名・学年(または職業)を明記し、封書で郵送。

  2. 「団体活動報告部門」

    <小・中学生の団体対象>

    400字詰め原稿用紙に日本語で10枚以内。写真等の添付資料は原稿用紙と同サイズ(B4以下)の用紙に10枚以内。作品に表紙をつけ、表紙にタイトル、団体名、作成者全員の氏名、代表責任者の氏名(ふりがな)、年齢、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスを明記し、封書で郵送。

  3. 「ポスター部門」

    <小学生の部、中学生の部>

    B3サイズ(51.5cm×36.4cm)以下の画用紙を使用。縦横、画材は自由。作品の裏面に、タイトル、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、生年月日・年齢、電話番号、メールアドレス、学校名・学年を明記し郵送

 

応募宛先

郵便番号107-0061
東京都港区北青山3-2-5-5F
「地球にやさしい作文・ポスター」事務局W係
TEL:03-3402-9010(電話でのお問い合わせは応募期間中の土・日・祝を除く10:00〜18:00)
締め切り9月10日当日消印有効

 

== 編集後記 ============================================

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 えとぴりか E-Mail版 No.9(通算No.170)
  発行:パンダクラブ北海道 2002年7月31日
 
 〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303
       事務局:長屋 隆夫 方
       代 表:長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
 年会費:家族会員            ¥3,000
      個人会員            ¥2,500
      ジュニア会員(中学生まで)  ¥1,000
      オンライン会員         ¥1,000
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