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  〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
 
       人から人へ
         親から子へ
           自然のすばらしさ
           大切さを伝えよう
 
       え  と  ぴ  り  か
 
 パンダクラブ北海道 2010年 2月 1日 E-Mail版 No.54
 
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○2月からの予定
○月例自然観察会報告 in 野幌
○地球温暖化対策における自然エネルギーの役割
○会費納入の方にカレンダーをプレゼント
○パンダクラブ北海道 年次総会 提案資料
◇議案1号 平成20年度事業報告並びに平成21年度事業計画
◇議案2号 パンダ募金報告
◇議案3号 役員改選について
◇議案4号 決算報告および予算案
◇議案5号 会報の郵送費について
○うちエコセミナー『衣(ころも)から暖まろう!』に参加して

 


 

☆ 2月からの予定 ☆
  2月 6日(土)講座「楽しく伝える温暖化防止」
 [大麻公民館 研修室1号:13:30〜15:30]
 
  2月14日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
             引き続き年次総会 [ふれあい交流館:午後1時半〜] 
 
  2月20日(土)江別発の環境レポート発表会
      「若者が見た世界の環境と積雪の影響を受けない太陽光発電システム」
 [江別市民会館(江別市高砂町6)小ホール:13:30〜15:30]:申 
 
  3月14日(日)『クマゲラ一斉調査』
 [北海道開拓記念館:午前9時集合]:申 
 
  4月11日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申 
 
  5月 4日(火)か 5日(水)パンダ募金
 [札幌円山動物園 正門前集合:午前10時〜午後3時] 
 

※参加申し込みは下記まで
 代表 長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801

 
[野幌自然観察会とクマゲラ一斉調査について]

今年の観察会は去年より月の早めに時期をずらしました。

森林公園の冬はスキーで野鳥観察を楽しみましょう。

小雨や小雪なら決行しますが、悪天候の場合は次の日曜日に延期。参加無料。

なお、3月14日野幌森林公園を守る会さん主催のクマゲラ一斉調査で、天然記念物クマゲラの生息調査が行われます。

初めて参加される方は北海道開拓記念館に午前9時までに集合。
・日   時:2月14日(日)3月14日(日)4月11日(日) (いずれも日曜日)  午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場9:30集合
       JRバス新札幌駅南レーン乗り場(2)19系統9時10分発の立命館慶祥高校行きで終点
・持ち物:昼食、防寒具、歩くスキーかカンジキ、メモ帳、時計、コンパス、双眼鏡やカメラ

 

[「楽しく伝える温暖化防止」のお知らせ]

NPO法人北海道グリーンファンド連続講座「思わず人に伝えたくなる家電の省エネ 〜基本のキから最新情報まで」が開催されます。

エコポイント制度で注目される省エネ家電について学びます。
・ 日   時:2月6日(土) 午後1時30分〜午後3時30分
・ 場   所:大麻公民館 研修室1号 江別市大麻中町26−7  Tel (011)387-3315

 

[年次総会のお知らせ]

2010年度総会を次の予定で開催します。

決算報告、予算案、年間行事予定等を含め、パンダクラブ北海道の未来について語り合いたいと思う会員の皆さんはできるだけ御参加ください。

不参加の場合は、議決に同意したものと見なされます。
・ 日   時:2月14日(日) 午後1時30分〜午後2時00分
・ 場   所:自然ふれあい交流館 江別市西野幌685-1 Tel (011) 386-5832
・ 交通機関:(1)地下鉄とバスの場合(新札幌駅、バスターミナルの北レーン)から所要20分:

          夕鉄バス(文京通西行)乗車15分「大沢公園入口」より徒歩7分

          JRバス(文京台循環線)乗車15分「文京台南町」より徒歩10分

        (2)JR大麻駅から徒歩で30分


 


月例自然観察会報告in 野幌

 

12月13日(日)天気:晴れ

トガリネズミ 前日の雨ですっかり雪が解けてしまったため、森の中は春先のような風景になっていました。足元の落ち葉には先ほど死んだばかりのようなトガリネズミの死骸が転がっていました。
 参加者3人はいつものようにおしゃべりのしすぎで小鳥たちも近寄ってきません。暖かな日射しに春と間違えたのか、ナニワズは蕾を開きかけ、ミズバショウも地面から顔を出していましたが、明日からの本格的な冬を迎えた時にどうなるのか心配になりました。

 

 

 1月10日(日)天気:曇り時々雪

朝までの降雪で積雪は30cm以上。時折粉雪が降りかかる中を、老後の健康と介護生活に関するおしゃべりをしながら歩くスキーの観察会は、いつしか運動不足解消のためではないかと錯覚していました。
 小鳥たちは声もまばらで、ウサギとキタキツネの新しい足跡だけが生き物の存在を感じさせるのでした。今年も健康第一をモットーにして活動しましょうと確認しました。

 

 

 

 

 

 

種   名 12月13日 1月10日 種   名 12月13日 1月10日
〔野鳥〕         〔動物〕     
ハシブトガラス   トガリネズミ 死骸  
ヒヨドリ       キタキツネ   足跡
ハシブトガラ   ユキウサギ      足跡
ツグミ   〔植物〕冬          
ウスタビ
ウスタビガの繭
コブシ  
マイヅルソウ  
ナニワズ  
ミズバショウ 芽生え  
フッキソウ  
オオウバユリ  

  

 

 

 

 

 

      地球温暖化対策における自然エネルギーの役割 ☆

 

去る12月12日の午後、札幌の共済サロンは定員の200名を遙かに超える満席状態で、前のパネリストが全く見えない状態でしたが、3箇所に置かれたスクリーンで展開される内容がまさに時代の最先端と言うこともあって観客は熱心に聞き入っていました。
 この催しはNPO法人北海道グリーンファンドという自分たちの出資で道内各地に風力発電を建てている団体の設立10周年記念行事でしたが、ちょうどコペンハーゲンでCOP15だとかいう国際会議が賑やかに行われていた最中でもあり、一般市民の関心の高さを示していましたが、狭い会場のため二酸化炭素も増加傾向で厳冬期の札幌において、ここだけは暑くなっていました。
 先の衆議院選挙で圧勝した民主党の鳩山首相が宣言した「2020年までに二酸化炭素排出量を1990年比25%削減する」という国際公約が果たして守れるのか、そのためには大企業はもちろんのこと、私たち民間レベルではどんな努力が必要かを論議していました。
風力発電 逢坂誠二衆議院議員をはじめ専門家が続々と登壇して、司会者が設定した持ち時間をドンドン越える展開が最後の質疑応答を物足りなくしていたのだけが残念でしたが、それぞれの主張は「温暖化対策はどうしたらいいか」という一点を外さなかった事において、人選と企画が良かったと言えるでしょう。
 前半の「25%削減に何が必要か?−日本社会は変われるか−」というテーマでは、二酸化炭素量がイコール温暖化の直接原因という理論が証明されているわけではないにしても、間接的に大量生産大量消費という高度経済成長時代の産業構造が続く限り、石油エネルギーがいずれ枯渇することにより、エネルギーと食糧の奪い合いが戦争につながることを未然に防ごうとする国際的な動きが背景にあるとのこと。
 経済成長と経済発展は同じではなく、経済という言葉も金儲けのことではなく「経世済民」世を治め民を救済することを示す中国の言葉からも、人の快適な生活こそ目的のはずであり、今後は産業構造の転換のため、制約なくして経済発展はないという意見が大勢でした。
 この点に関して日本はドイツやデンマークなどのヨーロッパ諸国よりかなり遅れていて、大企業も温暖化対策の技術革新を進めなければ、これから生き残れないと言っているし、日本から海外に進出した(せざるを得なくなった)企業は現地の環境政策に合わせることが条件になっているため、「25%削減はできるかどうか」ではなく「必ず達成しないと負けてしまう」と(株)リコーの人も言っていました。例えば日本の高度な環境技術を海外に売ったり、排出権を買うような取引が今後はますます重要になっていくのでしょう。
 後半の「なぜ日本の自然エネルギーは増えないのか?−買取制度課題と対策−」では、その問題点として次のような課題が出され、お互いに対策を求めていました。

  1. 風力発電は北海道に様な好適地でも自然現象のための変動が大きく、買い取り価格も現在は石炭の国際価格に連動させるため高くならない。
  2. 太陽光発電は品質が最高で問題ないため、余剰買取制度を今後ドンドン進めるべきである。
  3. 地熱発電は資源量や環境影響など立地条件が難しい。
  4. 小水力発電も大規模な山間型は送電の問題があり、小規模な都市型は水量の安定性と水利権について今後の課題が残る。
  5. 太陽熱発電は昔から家の屋根に配管する規模で全国的に進んできた最も効率の良い方法だが、北海道では冬の寒さがネックとなる。
  6. 自然エネルギーの発電量が余ることが予想される北海道から、足りない本州へ送電する送電線の整備が必要になる。・・・など

北海道電力の担当者からは、いずれの自然エネルギーの導入も 現在は安定的な原子力発電を基本として地球温 暖化対策に取り 組んでいくとしていた。司会者は「風力にするか原子力にするか は、制度をつくる人間の考え 方次第で決まる。ただし原子力に は『核不拡散』という重要な課題を忘れてはいけない。」との言 葉でまとめていました。

 

 

 

 

 

 

☆ 会費納入の方にカレンダーをプレゼント 

 

WWF2010カレンダー 現在新入会員募集キャンペーン中です。新年度会費を納入していただいた方先着15名様に、WWF2010年カレンダーをプレゼントさせていただきます。
 パンダクラブ北海道の会計年度は1月〜12月です。募金活動や観察会,会報の印刷,発送などは、皆さんの会費で運営されています。
 他の銀行からゆうちょ銀行へ振替する場合は、

 

  銀行コード:9900

  店番:279

  店名(カナ):二七九店

  預金種目:当座

  口座番号:0025455

  受取人カナ氏名:パンダクラブホッカイドウ

 

です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ パンダクラブ北海道 年次総会 提案資料 

2010年2月14日

◇  議案1号 平成20年度事業報告並びに平成21年度事業計画

 

(1)平成21年度事業報告

2009年1月: 18日自然観察会
2月: 22日自然観察会、年次総会
3月: 8日『クマゲラ一斉調査』、15日自然観察会
4月: 12日自然観察会
5月: 5日パンダ募金〔円山動物園〕、 10日自然観察会
6月: 13日〜14日『江別環境広場'09 』、21日自然観察会
7月: 12日自然観察会、 18〜20日夏のツアー 
8月: 9日自然観察会
9月: 12日自然観察会
10月: 10日パンダ募金〔円山動物園〕、18日自然観察会、31日秋の観察会
11月: 8日自然観察会
12月: 13日自然観察会

 

(2)平成22年度事業計画案(『 』はパンダクラブ北海道として参加する行事)

2010年1月: 10日自然観察会
2月: 14日自然観察会、年次総会
3月: 7日『クマゲラ一斉調査』予定、14日自然観察会
4月: 11日自然観察会
5月: 4日か5日パンダ募金〔円山動物園〕、 16日自然観察会
6月: 13日自然観察会、19日〜20日『江別環境広場'09 』 
7月: 11日自然観察会、 17〜19日パンダ夏のツアー
8月: 8日自然観察会
9月: 12日自然観察会
10月: 10日か11日パンダ募金〔円山動物園〕、17日自然観察会
11月: 14日自然観察会
12月: 12日自然観察会

  

 

 

◇  議案2号 パンダ募金報告

 

 平成21年の募金総額は5月5日52,103円、10月10日15,252円でした。これらは全額WWFJ(世界自然保護基金日本委員会)に送金しました。
 この結果、昭和57年11月3日以来の募金額合計は2,391,755円となりました。

 

 

 

◇  議案3号 役員改選について

 

 平成22年度の役員を以下の通り提案いたします。会計監査に種市氏を推薦します。

  • 代  表:長屋 貞夫
  • 事務局長:長屋 英子
  • 編 集 長:撰藻 匡樹
  • 会計監査:種市 国和

 

 

 

◇  議案4号 決算報告および予算案

 

(1)2009年度 決算報告

  ・収入の部

項 目 実績(円) 計画(円) 差し引き(円) 備 考
会費 34,000 29,500 4,500  
個人(@2,500*4) 10,000 12,500 -2,500  
家族(@3,000*4) 12,000 15,000 -3,000  
オンライン(@1,000*12) 12,000 2,000 10,000  
カンパ 13,000 0 13,000  
雑収入(利子等) 26 0 26 貯金利子
前年より繰り越し 5,174 5,174 0  
合 計 52,200 34,674 17,526  
  

  ・支出の部

項 目 実績(円) 計画(円) 差し引き(円) 備 考
印刷費 6,420 1,000 5,420 No.209〜214他
郵送費 24,190 20,000 4,190 同上
募金経費 9,600 10,000 -400  
行事費 0 0 0  
負担金 2,000 2,000 0 環境広場
事務費・雑費 0 0 0  
繰越金及び予備費 9,990 1,674 8,316  
合 計 52,200 34,674 17,526  

 

(2)会計監査報告

 金銭出納簿、領収書等関係書類を精査いたしましたところ、上記決算報告のとおり相違ありませんでしたので、ここに報告いたします。

2010 年1月17日 会計監査 高橋 俊男 

 

(3)2010年度 予算案

収入の部(円) 支出の部(円)
会費 29,500 印刷費 6,000
個 人(@2,500*5) 12,500 郵送費 20,000
家族(@3,000*5) 15,000 募金経費 10,000
オンライン(@1,000*2) 2,000 行事費 0
    負担金 2,000
    事務費・雑費 0
前年より繰り越し 9,990 予備費 1,490
合 計 39,490 合 計 39,490

 

 

 

◇  議案5号 会報の郵送費について

 

 新年度の予算案に示したとおり、会費の収入が減少している現状から見て、会報を印刷物として郵送する部数を減らさざるを得ないと思います。今後出来る限りメールで送付したいと思います。

 

 

このため、メールアドレスをお持ちの方は pchokkaido@yahoo.co.jpへご連絡ください。 

 

 

● 平成22年度会員名簿(敬称略、平成22年1月24日現在)

@沢部勝 D長屋英子 種市国和 菅原邦治
A藤森章子 E渡辺紀久雄 宇野洋子 高橋邦秀
B前野和利 F丹野美智子 佐伯昌夫  
C長屋貞夫 G今村敏郎 小林保則  

 

 

 

 

 

 

☆ うちエコセミナー『衣(ころも)から暖まろう!』に参加して 

 

うちエコセミナー去る12月13日江別市の野幌公民館で、えべつ地球温暖化対策地域協議会の主催で、衣類で暖かい冬を過ごすための講演会と事例発表およびファッションショーが開かれました。
 まず最初に講師の泉山幸代先生による講演「衣からエコ」がありました。(私は観察会のため講演をお聞きすることができなかったので省略。御免なさい)続いて江別高等学校生活デザイン科2年生による『うちエコ』への取り組みとして独自の事例紹介がありました。
 その中で自分の部屋の散らかり方の原因は何かという追求から、着なくなった衣服がいつまでもタンスに残っていて片づかないということから、そのような古着はリメイクして処分してしまえば良いという結論が出たそうです。そして古着から布草履,エコバッグ,浴衣,ポーチなどに作り替えることができたのだそうです。
 日本国内では毎年200万トンもの被服が廃棄されているということで、死蔵被服のリメイクによる有効活用が地球を救うのです。
 最後は北翔大学短期大学部人間総合学科服飾美術系の学生さん6名によるファッションショーとなりました。こちらも着なくなった古着などを独自のデザインでリメイクすることで「衣服でできる省エネ」を見せてくれました。

【長屋 貞夫】

 

 

 

 

 

 

== 編集後記 ============================================

◇ 遅まきながら明けましておめでとうございます。私ごと
  ですが、とうとう自家用車のエコ換えをしてしまいまし
  た。さて、新車の燃費はどのくらいかは、今後報告しま
  す。

◇ 訃報:昨年5月の募金に参加いただいた米坂洋子さんが、
  1月9日に病気のためお亡くなりになりました。ご冥福
  をお祈り申し上げます。

                         [NS]

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 えとぴりか E-Mail版 No.54(通算No.215)
  発行:パンダクラブ北海道 2010年 2月 1日
 
 〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303
       事務局:長屋 英子 方
       代   表:長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
 年会費:家族会員            ¥3,000
      個人会員            ¥2,500
      ジュニア会員(中学生まで)  ¥1,000
      オンライン会員         ¥1,000
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