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〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
人から人へ
親から子へ
自然のすばらしさ
大切さを伝えよう
え と ぴ り か
パンダクラブ北海道 2008年 1月31日 E-Mail版 No.42
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○2月からの予定
○月例自然観察会報告 in 野幌
○2008年は地球環境を考える年に
○ウォームビズイベントの報告
○会費納入の方にプレゼント
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☆ 2月からの予定 ☆
2月17日(日)自然観察会
[野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
引き続き年次総会〔喫茶『樹』:午後1時半〜〕
3月 9日(日)『クマゲラ一斉調査』
[北海道開拓記念館:午前9時集合]:申
3月16日(日)自然観察会
[野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
4月20日(日)自然観察会
[野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
※参加申し込みは下記まで
代表 長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
[自然観察会について]
森林公園は冬真っ只中です。4月になれば花が見られますが、それまでは野鳥を中心にした観察会になるでしょう。小雨なら決行しますが、悪天候の場合は次の日曜日に延期。参加無料。
・日 時:2月17日(日)、3月16日(日)、4月20日(日) (いずれも日曜日) 午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場9:30集合
JRバス新札幌駅南レーン乗り場(2)19系統9時10分発の立命館慶祥高校行きで終点
・持ち物:昼食、防寒具、メモ帳、歩くスキーまたはカンジキ、双眼鏡やカメラ(あれば)
[『クマゲラ一斉調査』のご案内]
野幌森林公園を守る会主催で、天然記念物クマゲラの生息調査が行われます。どこで出会えるか、お楽しみ。初めて参加される方もベテランと組みますのでOK!
野幌森林公園を守る会さんは今回で22回目の調査です。
・日 時:3月9日(日) 午前9時集合
・集合場所:北海道開拓記念館
・持ち物:昼食、防寒具、方位コンパス、メモ帳、双眼鏡やカメラ、歩くスキーまたはカンジキ
[小林義郎写真鑑賞会のご案内]
2008年度総会と同時開催で小林義郎さんの写真鑑賞会を開きます。
セミプロ?写真家小林さんに、ご自慢の写真を皆で鑑賞する会をお願いしました。ぜひ皆さんお集まりください。参加者は早めに事務局へ連絡ください。
・日 時:2月17日(日) 午後1時30分〜午後3時
次第 @年次総会 午後1時30分〜2時 A写真鑑賞会 午後2時〜3時
・場 所:喫茶 樹(じゅ) 江別市文京台南町60−25 Tel (011) 387-1549
・交通機関:新札幌駅ターミナル (10)番 12:45発夕鉄バス大沢公園入口停留所から徒歩3分
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☆ 月例自然観察会報告in 野幌 ☆
・12月16日(日)天気:晴れ
前日からの大雪で家を出発するのにも除雪に時間がかかってしまったので、観察開始は10時近くになりました。でも、その後だんだんと晴れ間が拡がり、昼頃には眩しいくらいの日の光が、木の葉の少なくなった森林公園の隅々まで射し込んで来ていました。
森の小鳥たちは日射しを浴びながら忙しく飛び回り、カメラのファインダーで捕らえることが難しいくらいです。
ベタベタの新雪が15cm位降ったため、キツネやウサギの足跡は見つからなかったのが残念でした。
参加した二人は久しぶりの歩くスキーに戸惑いながらも、心地よい汗をかいて帰りました。
・ 1月20日(日)天気:快晴
今年の1月は例年になく冷え込みが厳しく、この観察会の前日も旭川の近くでマイナス34度になったとか報道されていました。このように晴天の日は放射冷却現象で野幌も冷え込んでいましたが、日射しのある場所に来ると暖かさを感じて一安心し、コーヒーを飲みながら雪原を走るウサギやキツネの足跡を見ていました。
ゴジュウカラをはじめとして、小鳥たちの声が森中に響き渡り、アカゲラ達の追いかけっこが始まると、何となく春の兆しではとウキウキしてきました。 【長屋貞夫 記】
種 名 |
12月16日 |
1月20日 |
種 名 |
12月16日 |
1月20日 |
〔野鳥・動物〕 |
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〔植 物〕 |
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ヒガラ |
○ |
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ハリギリ |
黒実 |
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ハシブトガラ |
○ |
○ |
アオダモ |
|
種子 |
ゴジュウカラ |
○ |
○ |
|
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シジュウカラ |
○ |
|
|||
アカゲラ |
○ |
○ |
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コゲラ |
○ |
|
|||
オオアカゲラ |
○ |
|
|||
ヒヨドリ |
○ |
○ |
|||
ミヤマカケス |
|
○ |
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ハシブトガラス |
○ |
|
|||
ツグミ |
|
○ |
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エゾユキウサギ |
足跡 |
足跡 |
|
|
|
キタキツネ |
足跡 |
足跡 |
|
|
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☆ 2008年は地球環境を考える年に ☆
新年あけましておめでとうございます。今年の北海道は洞爺湖サミットで、否が応でも世界の注目を集める夏を迎えます。
先日、稚内の西側にある抜海の港に行く機会がありました。ここは、冬の間ゴマフアザラシの群れが観察できる港として知られていますが、冬の日本海は吹雪き出すとあっという間に見通しが悪くなり、通行止めも多い場所のため、気楽に訪問できません。
この日は珍しく晴天に恵まれ風もないドライブ日和、こんな日にゴマフアザラシがどの程度見られるのか半信半疑で訪ねてみると、ビックリ!255頭のゴマフアザラシが海面からこちらを見たり、ブロックの上に横たわったりしていました。
何でもこの抜海港は稚内港が流氷で閉ざされた場合には、臨時に利尻・礼文への船が出入りする港になるとのこと。対馬暖流がこのあたりまで流れているので、どんなに寒い冬でも凍りつくことはありません。だから、夏の間は利尻島や礼文島近辺に散らばっているゴマフアザラシも沢山集まってくるのかなと思われますが、理由は良くわからないようです。
利尻島と言えば、一昨年の新聞で「米が収穫できた」と報道されていました。いくら暖流の流れ着く場所とは言え、こんな日本最北の島でも稲作ができるとすれば、地球温暖化の影響なのかも知れません。
これまで「北海道であんな味の悪い米を作るから米が余るのだから、稲作を止めさせろ!」などと悪口を言われてきた過去がありました。まんざら正月らしい初夢とばかり言っていられませんが、このまま地球温暖化が進めば、北海道でコシヒカリが穫れるようになると夢を語り合う人たちもいます。しかし、昨年の夏は留萌地方は干ばつに見舞われた一方、道南を中心に寒い風が吹いて生育不良に地域が続出したように、北海道の大部分が冷害の常襲地帯であることは否定できません。
地球温暖化というものも、単純に「だんだん暖かくなる」だけではなく、急激な気温上昇により異常気象を繰り返すため、日照り、暴風雨、竜巻などが多発するだろうとされています。だから、北海道でコシヒカリが穫れることもあるかも知れませんが、これまで50年に1度だった台風の被害も頻度が高くなったり、これまで見られなかった病気や害虫が発生することも予想されます。
これは、北海道とか日本だけの問題ではない点が地球温暖化問題の重要なことで、だからサミットの主要テーマになるのです。先日北海道環境サポートセンターで「地球温暖化の目撃者」という岩合光昭さんの写真展があったので見てきました。北極の氷が融けて白熊の生息が危ぶまれています。白熊の運命を狂わせている人間の活動をどう変化させることができるかは、今回のサミットだけではなく、我々の日常生活にかかっています。
今年2008年は全世界の人が「地球環境」を考える年にしたいものです。 【長屋貞夫】
☆ ウォームビズイベントの報告 ☆
去る11月25日、大麻公民館の研修室3号で行われた「知って得する『うちエコ』講座のお掃除編に参加しました。講師の干場芳子さんはいつも生活クラブ生協でお世話になっている方で、今回も是非行きましょうという仲間のお誘いもあったので、出かけてみました。
その内容はお掃除でできる温暖化防止ということで、今年の大掃除に備えて、エコなお掃除の知恵を学びました。特に重曹を使うと、しつこい茶渋も色々の汚れがこんなにきれいになるのかと皆ビックリしました。
参加した長屋順子さんは「講座の後で実家に立ち寄ったとき、今回の話を母にしたところ、母も『重曹生活のすすめ』という本を買って勉強していました。その数日後、本屋で探しましたが結局見つかったのは『重曹ナチュラル生活活用術!』。この本ではクエン酸の効果が凄いことを知りました。」と感激していました。
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☆ 会費納入の方にプレゼント ☆
〔振り込み先〕
郵便振替 02780-1-25455
名義 パンダクラブ北海道
〔年会費〕
・家族会員 ¥3,000
・個人会員 ¥2,500
・ジュニア会員 ¥1,000
・オンライン会員 ¥1,000
会費を納入していただいた方に、2008年カレンダーをプレゼントさせていただきます。残り5名様になりました。お早めに!
なお、パンダクラブ北海道の会計年度は1月〜12月です。パンダクラブ北海道の募金活動や観察会,会報の印刷,発送などは、皆さんの会費で運営されています。
パンダクラブ北海道 年次総会 提案資料 2008年2月17日
議案1号 平成19年度事業報告並びに平成20年度事業計画
(1)
平成19年度事業報告
2007年1月:21日自然観察会
2月:18日自然観察会,年次総会
3月:11日自然観察会,18日『クマゲラ一斉調査』
4月:15日自然観察会
5月:5日パンダ募金〔円山動物園〕, 20日自然観察会
6月:17日自然観察会兼北海道フラワーソン2007, 16日〜17日『江別環境広場'04 』
7月:22日自然観察会,28日〜29日夏のツアー
8月:19日自然観察会
9月:23日自然観察会
10月:7日パンダ募金〔円山動物園〕,21日自然観察会
11月:18日自然観察会
12月:16日自然観察会
(2)平成20年度事業計画案(『 』はパンダクラブ北海道として参加する行事)
2008年1月:20日自然観察会
2月:17日自然観察会,年次総会
3月:9日『クマゲラ一斉調査』予定,16日自然観察会
4月:20日自然観察会
5月:5日か6日パンダ募金〔円山動物園〕, 18日自然観察会
6月:14日〜15日『江別環境広場'08 』,22日自然観察会
7月:19〜21日パンダ夏のツアー, 27日自然観察会
8月:24日自然観察会
9月:21日自然観察会
10月:12日か13日パンダ募金〔円山動物園〕,19日自然観察会
11月:16日自然観察会
12月:21日自然観察会
議案2号 パンダ募金報告
平成19年の募金総額は5月5日 40,975円、10月7日40,134円でした。これらは全額WWFJ(世界自然保護基金日本委員会)に送金しました。
この結果、昭和57年11月3日以来の募金額合計は 2,244,008円となりました。
議案3号 役員改選について
平成20年度の役員を以下の通り提案いたします。いずれも留任です。
・ 代 表 長屋 貞夫
・ 事務局長 長屋 英子
・ 編集長 撰藻 匡樹
・ 会計監査 高橋 俊男
議案4号 決算報告および予算案
(1)2007年度決算報告 |
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・収入の部 |
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項 目 |
実績(円) |
計画(円) |
差し引き(円) |
備 考 |
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|
会費 |
18,500 |
29,500 |
-11,000 |
|
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|
個人(@2,500*3) |
7,500 |
12,500 |
-5,000 |
|
||
|
家族(@3,000*3) |
9,000 |
15,000 |
-6,000 |
|
||
|
オンライン(@1,000*2) |
2,000 |
2,000 |
0 |
|
||
|
カンパ |
5,000 |
0 |
5,000 |
|
||
|
雑収入(利子等) |
32 |
0 |
32 |
貯金利子 |
||
|
前年より繰り越し |
40,278 |
40,278 |
0 |
|
||
|
合 計 |
63,810 |
69,778 |
-5,968 |
|
||
|
・支出の部 |
|
|
|
|
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|
項 目 |
実績(円) |
計画(円) |
差し引き(円) |
備 考 |
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|
印刷費 |
1,630 |
8,000 |
-6,370 |
No.197〜202他 |
||
|
郵送費 |
26,520 |
30,000 |
-3,480 |
同上 |
||
|
募金経費 |
16,500 |
10,000 |
6,500 |
|
||
|
行事費 |
0 |
15,000 |
5,546 |
|
||
|
負担金 |
2,000 |
5,000 |
0 |
環境広場 |
||
|
事務費・雑費 |
0 |
500 |
-500 |
|
||
|
繰越金及び予備費 |
17,160 |
1,278 |
361 |
|
||
|
合 計 |
63,810 |
69,778 |
-5,968 |
|
||
|
|||||||
(2)会計監査報告 |
|||||||
|
金銭出納簿、領収書等関係書類を精査いたしましたところ、上記決算報告のとおり |
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|
相違ありませんでしたので、ここに報告いたします。 |
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|
2008年1月 日 |
|
|
会計監査 |
高橋 俊男 |
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|
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(3)2008年度 予算案 |
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|
収入の部(円) |
支出の部(円) |
|
||||
|
会費 |
29,500
|
印刷費 |
1,600
|
|
||
|
個人(@2,500*5) |
12,500
|
郵送費 |
26,500
|
|
||
|
家族(@3,000*5) |
15,000 |
募金経費 |
16,500
|
|
||
|
オンライン(@1,000*2) |
2,000
|
行事費 |
0
|
|
||
|
|
|
負担金 |
2,000
|
|
||
|
|
|
事務費・雑費 |
0
|
|
||
|
前年より繰り越し |
17,160 |
予備費 |
60
|
|
||
|
合
計 |
46,660 |
合
計 |
46,660 |
|
||
議案5号 会則の改正について
「人格なき社団」であるパンダクラブ北海道として、郵便事業株式会社を利用するに当たり、規約に事務局所在地を記載しなければならないとされたため、以下の通り下線の箇所を修正したい。
パンダクラブ北海道 会則
1. 〔名称〕
本会は「パンダクラブ北海道」と称する。 パンダクラブ北海道のマーク→
2. 〔目的〕
ア) 原則として月1回以上、野外活動を行い自然と子供たちの結びつきを強める努力をする。
イ) 原則として年2回、世界の自然の保護のための募金活動を行い、WWFJ(世界自然保護基金日本委員会)に送金し、自然保護の資金として役立てる。
ウ) 自然にまつわる創造的な活動をすることにより人と人との和を広げること。
3. 〔事務局〕
本会は事務局を下記に置き、会員が常に情報を確認するための連絡先とする。
〒064−0823 札幌市中央区北3条西26丁目1−12−303 長屋方
4. 〔役員〕
本会は次の役員を置く。:代表,事務局長,編集長,会計監査
役員の任期は1年とする。(再選は、さまたげない)
代表は随時、役員会を開き、活動内容の検討,会報の編集等を行う。
役員会は役員3名以上の出席により成立する。
5. 〔会費〕
本会の運営は会費をもって行い、会費(年額)は次の4種類とする。
家族会員:3,000円〔家族全員で参加;会報は1部郵送又は手渡し〕
個人会員:2,500円〔単身で高校生以上;会報は1部郵送又は手渡し〕
ジュニア会員:1,000円〔中学生まで;会報は1部手渡し〕
オンライン会員:1,000円〔会報は郵送せずEメールにて配信〕
本会の会計年度は,当年1月1日から12月31日までとする。
6. 〔会報(えとぴりか)〕
会報は、前月までの活動報告,翌月からの連絡事項及び自然にまつわる創造的な記事で構成する。
7. 〔総会〕
年一回以上総会を開き年間計画,役員改選等を決議する。
8. 〔付則〕
・施行1991年1月24日 ・改正1993年2月26日 ・改正2000年2月20日
・改正2008年2月17日
== 編集後記 ============================================
◇ 先日、羽幌町の「北海道海鳥センター」を訪ねてみました。 道の駅『ほっと・はぼろ』の後ろ側、バラ園の外れ。入場無料ですが観光シーズン以外は閑散としていました。
◇ でも設備は充実していて映像ホールや海鳥繁殖地のジオラマなどは迫力満点。2年前に行った天売島で見られなかったウミガラス(オロロン鳥)の模型に会えました。
◇ 今号の表紙は子年ということで、雪の上で見つけたトガリネズミの死体です。ただ、食虫目なのでネズミではなく、モグラの仲間でした。
[NS]
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えとぴりか E-Mail版 No.42(通算No.203)
発行:パンダクラブ北海道 2008年 1月31日
〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303
事務局:長屋 英子 方
代 表:長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
年会費:家族会員 ¥3,000
個人会員 ¥2,500
ジュニア会員(中学生まで) ¥1,000
オンライン会員 ¥1,000
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