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  〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
 
       人から人へ
         親から子へ
           自然のすばらしさ
           大切さを伝えよう
 
       え  と  ぴ  り  か
 
 パンダクラブ北海道 2007年11月30日 E-Mail版 No.41
 
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○12月からの予定
○月例自然観察会報告 in 野幌
○秋のパンダ募金は大成功!
○知って得するうちエコ講座 〜家庭から始める温暖化防止〜のお誘い
○学習会「森の働きと野幌の森の未来を考える」に参加して
○写真集「天を売る島」を買いました
○会費納入の方にプレゼント

 


 

☆12月からの予定 ☆
 12月 7日(金)知って得するうちエコ講座〜家庭から始める温暖化防止〜
       手作りあったかグッズ編〔北翔大学短期大学部:午前10時〜12時〕:申
 
 12月 8日(土)お料理編 〔野幌公民館 調理室:午前10時〜午後1時30分〕:申
 
 12月16日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕:申 
 
  1月20日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申 


  2月17日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申 
             引き続き例会〔喫茶『樹』:午後1時半〜〕


※参加申し込みは下記まで
 代表 長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801

 
[自然観察会について]

森林公園はもう冬の気配かも。野鳥を中心にした観察会になるでしょう。

小雨なら決行しますが、悪天候の場合は次の日曜日に延期。参加無料。
・日   時:12月16日(日)1月20日(日)2月17日(日) (いずれも日曜日)  午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場9:30集合
       JRバス新札幌駅南レーン乗り場(2)19系統9時10分発の立命館慶祥高校行きで終点
・持ち物:昼食、防寒具、メモ帳、双眼鏡やカメラ、歩きやすい服装、長靴

 

[年次総会および小林義郎写真鑑賞会のご案内]

2008年度総会を次の予定で開催します。決算報告、予算案、年間行事予定等を含め、パンダクラブ北海道の未来について語り合いたいと思う会員の皆さんはできるだけ御参加ください。不参加の場合は、議決に同意したものと見なされます。

なお、この日は同時開催で小林義郎さんの写真鑑賞会を開きます。セミプロ?写真家として活躍中の小林さんは、国内外を撮影で走り回る超多忙の生活とか。何とかご自慢の写真を皆で鑑賞する機会をと去年からお願いしていました。ぜひ皆さんお集まりください。
・ 日   時:平成20年2月17日(日) 午後1時30分〜午後3時

       次第(1)年次総会   午後1時30分〜2時

          (2)写真鑑賞会 午後2時〜3時
・ 場   所:喫茶 (じゅ) 江別市文京台南町60−25 Tel (011) 387-1549
     交通機関:新札幌駅ターミナル (10) 12:45発夕鉄バス大沢公園入口停留所から徒歩3分

 


月例自然観察会報告in 野幌

10月21日(日)天気:曇り時々雨

この日の観察会は、フォーラム野幌の森と主催で行われた『秋の観察会』に参加しました。

天気予報ではこの午前中は雨模様とのことで、前日から通過している低気圧がもたらす雨雲にビクビクしながら集まりました。札幌市中央区から参加した長屋英子事務局長も、自宅を出るときは雨だったし、悪天候の時は中止と聞いていたので中止になるのかと思っていたそうですが、大沢口駐車場に到着してみると晴れ間が見えたので、開催することになりました。

雨模様のため参加者は12人と少なめでしたので1班だけで行動。コースは大沢口⇒桂コース⇒大沢園地⇒大沢コース⇒大沢口を2時間かけて回りました。でも案の定、途中から雨が強くなったり弱くなったりの繰り返し。季節はちょうど紅葉の真っ盛りで、カツラの葉の甘い香りが印象に残る一日になりました。

 

11月18日(日)天気:曇り時々雪

数日前から悪天候が続き、風が強く雪も降るとの予報のため、観察会は難しいかなと思って寝坊してしました。朝になると暖かくて晴れ間も見えるではありませんか。あわてて身支度をして出発。集合場所のトド山口駐車場に到着すると、種市さんが待ちくたびれていました。

森はもうすっかり冬のたたずまいで、木々の葉がすっかり落ちているので、野鳥観察にはもってこいのシーズンと言えますが、枯れ木の寂しさのため余計に寒く感じられます。カラマツの黄色い葉がかろうじて残っていて秋の終わりを印象づけていました。

参加者も服装の調整が難しい季節です。歩き始めて一時間もすると、ブルブル震える寒さに、自分の今日の装備では足りなかったことに気がつきましたが、時既に遅し、空から雪が降り始めると観察どころではなく「早く帰ろうよ」ということになりました。

一度家に戻った私は、暖かいコーヒーを仕入れて改めて大沢口へと向かいました。いつもエゾフクロウが留まっている大木に、今日はヤマゲラやオオアカゲラといった留鳥のほか、尾羽の紅色が綺麗なヒレンジャクの群れも来ていてにぎやかでした。

【長屋貞夫 記】

 

種   名

1021

1118

種   名

1021

1118

〔野鳥・動物〕 

 

 

〔植物〕

 

 

ヒレンジャク

 

ハウチワカエデ

紅葉

 

ヒガラ

 

カツラ

黄葉

 

ハシブトガラ  

オオウバユリ

種子

 

ゴジュウカラ

 

ヤマモミジ

紅葉

 

シジュウカラ

ヤマブドウ

 

アカゲラ

 

コブシ

赤実

赤実

コゲラ

 

ツリバナ

赤実

 

オオアカゲラ

 

ユウゼンギク

 

ヤマゲラ

 

コウライテンナンショウ

赤実

赤実

ヒヨドリ

イタヤカエデ

黄葉

 

カワラヒワ

 

アズキナシ

 

赤実

ミヤマカケス

カラマツ

S

黄葉

ハシブトガラス

 

ホウノキ

落葉

ツグミ

コシアブラ

白葉

 

 

 

 

マユミ

 

赤実

 

 

 

ホウチャクソウ

黒実

 

 

 

 

ミヤマナルコユリ

黒実

 

 

 

 

      秋のパンダ募金は大成功!

去る10月7日は恒例のパンダ募金でした。前の日までの天気予報では翌日の予備日8日まで、雨が降りそうでしたから大変心配で、やきもきしましたが、当日は抜けるような秋晴れ。紅葉にはまだ少し早かったのですが、連休の中日ということもあり、動物園の入園者がどんどんやってきました。

今回も『ボラナビ』に募集を掲載していただきましたので、札幌龍谷学園高校の岡部先生、大河先生と生徒の河村さん、福田さん、菅原さん、永田君、桑元さん、山口さん、川井さん、阿知良さんの合計10名が参加されました。2人の先生と河村さんから永田君までの4人は、前回のパンダ募金にも参加されています。このほか、種市さんや長屋家の面々が勢揃いして、16名となりました。午前中は2班に分かれてベテラン陣を西門に派遣。こちらの入園者にも、パンダの着ぐるみは大人気でした。

この日の募金による金額合計は40,134円にもなりました。早速この金額を連休明けに、世界の自然保護活動に役立てるためWWFJに送金しました。その結果、昭和57年11月3日以来の募金額合計は 2,244,008円となりました。

秋の募金は入園者が少ないので毎年2〜3万円くらいでしたが、今回は天候も良かったので、入園者が途切れなかったのも一因ですが、何と言ってもボランティアさんが多く集まっていただき、このような多くの成果が出たと思います。

今回参加された皆さん、大変お疲れ様でした。次回もまた参加してくださいね。

 

 

 

☆ 知って得するうちエコ講座 〜家庭から始める温暖化防止〜のお誘い

えべつ地球温暖化対策地域協議会と北海道地球温暖化防止活動推進センターでは、今年11月から12月にかけて次のような講座を開催します。皆さん、どうぞ参加してください。

前号でもお知らせしましたが、日程と内容に変更がありましたので、12月からの行事を改めて掲載します。

北海道の生活において、温暖化ガスの排出に影響している冬の暖房エネルギーの削減を広く呼びかけるとともに、過剰な暖房に頼らずに暖かさを得る知恵や、気候に合った生活スタイルをいくつかの視点から提案して、実践してもらうことが目的です。

なお、日程や内容に変更があるかも知れませんので、必ずあらかじめ参加の申込みください。

 

(1)講座名:知って得するうちエコ講座 〜家庭から始める温暖化防止〜

 

(2)各イベント

 

@住まい・衣服編

・日時:12月1日(土)午後1時30分〜4時30分

・場所:野幌公民館 研修室3・4号(江別市野幌町13−6)

・講師および内容

) 北翔大学短期大学部人間総合学科 泉山 幸代教授

講演「衣類で始める温暖化防止」、学生さんによるミニ・ファッションショウ

) えべつ地球温暖化対策地域協議会 高橋邦秀会長

「森林の利用と温暖化」【仮題】

)  且O五工務店 代表取締役社長 田中寿広氏

「寒冷地住宅の断熱工法の実際と予算ごとに考える低エネルギー住宅について」【仮題】

・定員:80名  ・申込み方法:電話・またはメール(当日参加歓迎)

・申込み先:江別市役所環境課 tel 011-381-1019  E-mail VFF14537@nifty.com

・主催:えべつ地球温暖化対策地域協議会、北海道地球温暖化防止活動推進センター

 

A手作りあったかグッズ編

・日時:12月7日(金)午前10時〜12時

・場所:北翔大学短期大学部 被服実習室

(江別市文京台23 JR大麻駅南口から徒歩15分 新札幌バスターミナル北レーンよりJRバス・夕鉄バスで浅井学園大・札幌学院大前下車 徒歩約3分)

・内容:寒さを防ぐ具体的なアイテムの作り方と完成品の紹介

・講師:北翔大学短期大学部人間総合学科 泉山 幸代教授

・定員:20名    

・申込み方法:電話・またはメール(当日参加歓迎)  ・申込み先: 同上

・主催:えべつ地球温暖化対策地域協議会、北海道地球温暖化防止活動推進センター

 

Bお料理編

・日時:12月8日(土)午前10時〜午後1時30分

・場所:野幌公民館 調理室(江別市野幌町13−6)

・内容:フードマイレージを考えながら、エネルギーを節約する調理方法でお節料理の実習

・講師:江別友の会さん

・定員:20名       ・参加費(材料費)500

・申込み方法:電話・またはメール(当日参加歓迎)  ・申込み先:同上

・主催:えべつ地球温暖化対策地域協議会

・協力:北海道地球温暖化防止活動推進センター

 

 


☆ 学習会「森の働きと野幌の森の未来を考える」に参加して 

わがパンダクラブ北海道の会員になっていただいている北大名誉教授の高橋邦秀さんの講演が、11月18日に野幌森林公園の大沢口にある「ふれあい交流館」で開催されました。この学習会は野幌森クラブが主催し、野幌自然ふれあい交流館の共催で企画されました。

野幌森クラブでは、「持続的な「共生の森」を目指して」、野幌自然公園内を活動の場とした森作りや森の生態系に係わる各種の活動を行ってきているそうです。平成16年の台風で倒れた跡地に植樹活動をしたグループの一つです。

お話は、まず地球上の森の木々が文明の発達と関わる中で、どんな道を辿ってきたかから始まりました。メソポタミヤにしてもギリシャにしても、人類の文明が発達した場所は必ず豊かな森が広がっていたのに、人が増えすぎて薪や住宅用に伐採し過ぎたために、現在では見る影もなく砂漠やハゲ山になってしまいました。近代化は森林破壊につながってきたのです。

ヨーロッパでは18世紀後半から、ようやく森林を再生しようと考え始めました。でも地球規模の環境問題に気がつきはじた現在、取り返しのつかない状態になる前に、少しでも森林を再生していかねばなりません。

人口の爆発的増加は森林の攪乱をもたらし、薪に使うという直接的な人為的攪乱のほか、干ばつや温暖化による森林火災の増加という気象的攪乱や、キクイムシが増えて枯れてしまうといった生物的攪乱によっても森林は減っています。それがまた、地球温暖化の原因になるという悪循環をどうしても止めなければ、やがて地球全体かハゲ山になってしまいます。

私たちが住む北海道は住民一人当たり1haの森に恵まれていると言われます。しかし、その森も新聞報道にあるとおり違法伐採があとを絶たず、森林の持ち主も高齢化して後継者がいないために伐ったあとに植えていないので、どんどん荒れています。林業と自然との調和が理想と考え、緑の回廊や河畔林を大切に守ることが生物の多様性の維持の基本であるとのこと。

野幌の森がこれからどうなるべきについて、公園としての考え方は人それぞれです。講演のあとの意見交換でも、ペットの持ち込みはどうすべきか、看板を立ててほしいとか、特に糞の処理など一つ一つ解決すべき課題があり、ふれあい交流館が各種団体の意見統一の場となって、森林管理署や行政に意見をぶつけると良いだろうというお話でした。

もともと北方林ほど気象変動の影響を受けやすいというお話を聞いて、森を大切のする事がいかに重要か、この日の学習会で理解できました。

そして、実際に木の実物を見ながら話をしたいとのこと。これからも観察会に参加していただいて、森の木々の大切さを教えていただけるとうれしいですね。

【長屋貞夫 記】

 

 

      写真集「天を売る島」を買いました 

先日道新ビル一階に新しくできた道新ギャラリーで、天売島の写真家寺澤さんのフォト&トークライブ「響きあう海と大地 北海道」という行事がありました。寺沢孝毅さんはオロロン鳥の保護活動でもよく知られた方で、今回は札幌の出版社柏櫨舎から出された写真集「天を売る島」の紹介とその写真展が開かれていたのです。

もともと天売小学校の先生をしていた寺沢さんですが、特に天売島のオロロン鳥の復活が少しずつ実を結びつつあることを、テレビ画面に映し出しながら柔らかい語り口で、北海道内の野鳥やヒグマやトドやアザラシの愛くるしい姿にいかに魅せられたかが語られました。

我々も去年の夏に天売島に旅行して見てきましたが、この写真には透き通るような日本海の水中写真、沢山のウニを採る漁師の嬉しそうな笑顔やイカナゴを何十匹もくわえたウトウのアップなどがとても印象的です。あの日私の撮った写真が全部ダメになったことまで思い出されて、ちょっと恨めしさとともに眺めて帰りました。

 

 

 

      会費納入の方にプレゼント 

〔振り込み先〕

 

郵便振替 02780-1-25455

 

名義 パンダクラブ北海道

 

 

 

〔年会費〕

 

・家族会員  ¥3,000

・個人会員  ¥2,500

・ジュニア会員 ¥1,000

・オンライン会員 ¥1,000

そろそろ新年度が近づきました。そこで次年度会費を納入していただいた方先着15名様に、2008年カレンダーをプレゼントさせていただきます。

なお、パンダクラブ北海道の会計年度は1月〜12月です。パンダクラブ北海道の募金活動や観察会,会報の印刷,発送などは、皆さんの会費で運営されています。

 

 

 

 

== 編集後記 ============================================

◇ いよいよ寒い冬がやってきました。風邪を引かないように、
  うがいと手洗いを励行しましょうね。

◇ 毎回パンダ募金に参加していただいている、札幌龍谷学園
  高等学校インターアクト部の大河先生からメールが来てい
  ます。「風は冷たかったですが、雨が降らなくて助かりま
  した。昼食を持参させる方が時間の節約になると思います
  ので、次回から気をつけます。」とのこと。今後も、よろ
  しくお願いします。

                         [NS]

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 えとぴりか E-Mail版 No.41(通算No.202)
  発行:パンダクラブ北海道 2007年11月30日
 
 〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303
       事務局:長屋 英子 方
       代   表:長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
 年会費:家族会員            ¥3,000
      個人会員            ¥2,500
      ジュニア会員(中学生まで)  ¥1,000
      オンライン会員         ¥1,000
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