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〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
人から人へ
親から子へ
自然のすばらしさ
大切さを伝えよう
え と ぴ り か
パンダクラブ北海道 2007年
1月31日 E-Mail版 No.36
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○2月からの予定
○月例自然観察会報告 in
野幌
○エコライフとは
○自然ウォッチングセンターも移転しました
○会費納入の方にプレゼント
○決算報告及び予算案
○年次総会のお知らせ
○年間行事予定(案)
○「ウォームビズ&うちエコ 小エネルギーで暖かく」の報告
○白神山地に行ってみたいね・・・(1)
☆ 2月からの予定 ☆
2月18日(日)自然観察会
[野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
引き続き 年次総会〔喫茶『樹』:午後1時半〜〕
3月11日(日)自然観察会
「クマゲラ一斉調査」〔北海道開拓記念館:午前9時集合〕:申
3月18日(日)自然観察会
[野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
4月15日(日)自然観察会
[野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
※参加申し込みは下記まで
代表 長屋 貞夫:FAX&TEL
(011)384-0801
[自然観察会について]
森林公園の冬は小鳥の宝庫。野鳥観察には、木の葉も少なく下の雪からの反射で明るいので写真が取れる絶好の季節です。
小雪なら決行しますが、悪天候の場合は次の日曜日に延期。参加無料。
・日時:2月18日(日)、3月18日(日)、4月15日(日)
午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場9:30集合
JRバス新札幌駅南レーン乗り場(2)19系統9時10分発の立命館慶祥高校行きで終点
・持ち物:弁当、コンパス、メモ帳、防寒具、歩くスキーかカンジキ、双眼鏡やカメラ(あれば)
[ 『クマゲラ一斉調査』のご案内 ]
野幌森林公園を守る会主催で、天然記念物クマゲラの生息調査が行われます。どこ
で出会えるか、お楽しみ。初めて参加される方もベテランと組みますのでOK!
野幌森林公園を守る会さんは今回で21回目の調査です。
・
日 時:3月11日(日)午前9時集合
・ 集合場所:北海道開拓記念館
・ 持 ち
物:昼食、防寒具、方位コンパス、メモ帳、双眼鏡やカメラ、歩くスキーかカンジキ
☆ 月例自然観察会報告in
野幌 ☆
・12月17日(日)天気:晴れ時々曇り
12月としては雪が少なく、積雪は20cm程度でしたから、スキーをやめてツボ足で歩くことにしました。風も無くて快適な冬の一日でしたが、小鳥たちの出現はことのほか少なくてガッカリでした。
・ 1月21日(日)天気:晴れ時々曇り
この前の週13日、トド山口からトマンベツ園地まで一周したときには、クマゲラの鳴き声が聞かれたため、再会を期待して入りましたが、残念ながらクマゲラには会えずじまいでした。でも小鳥たちも暖かな日射しを楽しんでいるようで、バードウォッチャーが次から次に通り過ぎていきました。
近頃は歩くスキーよりスノーシューと呼ばれる西洋カンジキが普及して、お年寄りにも雪の上を歩きやすくなりました。
新雪の上にはウサギやキツネに混じってアライグマらしき足跡や糞まで残っていました。在来の動物たちが食べられて減るのではないかと心配になりました。
種 名 |
12月17日 |
1月21日 |
種 名 |
12月17日 |
1月21日 |
〔野鳥・動物〕 |
|
|
〔植物〕 |
|
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トビ |
|
○ |
ホウノキ |
|
冬芽 |
ハシブトガラ |
○ |
○ |
フッキソウ |
葉 |
|
シマエナガ |
|
○ |
ヤドリギ |
実 |
|
コゲラ |
○ |
○ |
|
|
|
アカゲラ |
○ |
○ |
アカゲラ(1/21) | ||
ヒヨドリ |
○ |
○ | |||
ウソ |
○ |
○ | |||
ツグミ |
|
○ | |||
エゾリス |
|
足跡 | |||
ユキウサギ |
|
足跡 | |||
アライグマ |
|
足跡 | |||
ネズミ類 |
|
足跡 | |||
|
|
| |||
|
|
| |||
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|
| |||
|
|
| |||
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|
|
☆
エコライフとは ☆
長屋 貞夫
あけましておめでとうございます。皆様お元気で明るい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
それにしても21世紀に入ってから、年を追うごとに(個人的には歳を取るごとに)地球温暖化の問題が深刻化して、今年はどんな災害や天候異変が起きるのかと心配になります。
一方、日々の暮らしを見回すと日本の景気はすっかり回復しているはずなのに、庶民には実感が無く、人々が集まって新年の挨拶をしても、その内容は「年金はいくらくらい戻ってくるのか」とか「世の中に貧富の格差が広がってきた」などと暗い話ばかりです。
先日、ある人とこんなエコライフに憧れるという話をしました。
私の住む留萌管内に限らず、海岸沿いの集落は半農半漁の生活をしている人が多く、その住民の現金収入は都市部の半分程度とのこと。
今でこそ道路がつながっているのでクルマなら1〜2時間で大型スーパーに買い物もできるけれど、それ以前は元々が自給自足と物々交換で経済は集落内で閉じていたので、現金が無くても生きていけるのだそうです。
確かに米も魚も自分で手に入れられれば、さしあたりは食うのに困らない。自家用車が無ければ、ガソリン代はかからず、暖房は裏山から薪を切ってくれば足りる。そもそもテレビの電波が届かないので、ラジオが有れば充分。テレビやゲームやパソコンやインターネットは、無いと死ぬということはない。
贅沢をしたくてもできないから、無理をして現金を稼ぐ必要がない。
これをエコノミーでエコロジーなエコライフと呼ばずして何と呼ぶのか。本人たちが満足している限り、貧しくはないだろうとの結論に達しました。
おそらく、残る問題は子どもの教育と病院。この2つに関しては考え方の問題として、基本的には国や市町村が税金で整備すること。医療が進歩しすぎると無理に長生きさせられてお金がかかる。だから「手遅れ」になりがちな医療でも我慢する。
でも、子どもが学校に通うようになると町の子どもと話が合わず、今も昔もいじめられるかもしれないので、親は仕方なしにテレビやらゲームやらを買う羽目になる。その先は際限がなく、大きくなったらクルマが欲しくなり、現金収入が無いと買えないので都会に出て行ってしまう。という現代の田舎の構図が生まれるのです。
一度楽をしたり楽しいことを知ってしまうとかえって惨めになるだろうから、知らない方が幸せなのだろうと思います。我々は惨めな方の住民です。
エコライフをしている人々にとっては、それは普段の生活のことです。
☆ 自然ウォッチングセンターも移転しました ☆
いつも観察会のお知らせやイベント情報でお世話になっている自然ウォッチングセンターが、去る1月1日に移転しました。移転先は、地下鉄「中の島」駅より徒歩5分、中の島神社向かいです。
住所:
・電話:011-823-2850 ・Fax:011-823-2851 ・メール PXP03576@nifty.com
☆ 会費納入の方にプレゼント ☆
年度会費を納入していただいた方先着15名様に、長屋隆夫さんの写真ハガキ2枚セットとWWFの2007年カレンダーをプレゼントさせていただきます。
なお、パンダクラブ北海道の会計年度は1月〜12月です。パンダクラブ北海道の募金活動や観察会,会報の印刷,発送などは、皆さんの会費で運営されています。
〔振り込み先〕 |
郵便振替 02780-1-25455 |
名義 パンダクラブ北海道 |
〔年会費〕 |
・家族会員 ¥3,000 |
・個人会員 ¥2,500 |
・ジュニア会員 ¥1,000 |
・オンライン会員 ¥1,000 |
パンダクラブ北海道会員一覧 2007年1月21日現在
会員名 *(06)は2006年度分までの会費納入者 | |||
(1) 佐伯昌夫 |
(5) 今村敏郎 |
(9) 吉田奈恵美(06) |
(13) 小林保則(06) |
(2) 渡辺紀久雄 |
(6) 長屋貞夫 |
(10) 高橋俊男(06) |
(14) 高橋邦秀:新入会員(06) |
(3) 前野和利 |
(7) 藤森章子(06) |
(11) 種市国和(06) |
|
(4) 長屋英子 |
(8) 菅原邦治(06) |
(12) 丹野美智子(06) |
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☆ 決算報告および予算案 ☆
(1)2006年度決算報告 | ||||||||||
|
・収入の部 |
|
|
|
| |||||
|
項 目 |
実績(円)a |
計画(円)b |
差し引き(円)a-b |
備 考 | |||||
|
会費 |
48,500 |
29,500 |
19,000 |
| |||||
|
個人(@2,500*9) |
22,500 |
12,500 |
10,000 |
佐伯昌夫様4年分 | |||||
|
家族(@3,000*8) |
24,000 |
15,000 |
9,000 |
| |||||
|
オンライン(@1,000*2) |
2,000 |
2,000 |
0 |
| |||||
|
カンパ |
16,000 |
0 |
16,000 |
| |||||
|
雑収入(利子等) |
0 |
0 |
0 |
貯金利子 | |||||
|
前年より繰り越し |
20,180 |
20,180 |
0 |
| |||||
|
合 計 |
84,680 |
55,180 |
29,500 |
| |||||
|
・支出の部 |
|
|
|
| |||||
|
項 目 |
実績(円)a |
計画(円)b |
差し引き(円)a-b |
備 考 | |||||
|
印刷費 |
2,222 |
8,000 |
-5,778 |
No.191〜196他 | |||||
|
郵送費 |
25,630 |
25,000 |
630 |
同上 | |||||
|
募金経費 |
9,420 |
10,000 |
-580 |
クリーニング代 | |||||
|
行事費 |
2,500 |
5,000 |
-2,500 |
傷害保険 | |||||
|
負担金 |
4,000 |
5,000 |
-1,000 |
えべつ地球温暖化対策地域協、 フォーラム野幌の森, | |||||
|
事務費・雑費 |
630 |
500 |
130 |
| |||||
|
繰越金及び予備費 |
40,278 |
1,680 |
39,372 |
| |||||
|
合 計 |
84,680 |
55,180 |
29,500 |
| |||||
(2)会計監査報告 | ||||||||||
|
金銭出納簿、領収書等関係書類を精査いたしましたところ、上記決算報告のとおり相違ありませんでしたので、ここに報告いたします。 | |||||||||
|
2007年1月21日 | |||||||||
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|
|
|
会計監査 |
高橋 俊男 | |||||
(3)2007年度 予算案 | ||||||||||
|
収入の部(円) |
支出の部(円) |
| |||||||
|
会費 |
29,500 |
印刷費 |
8,000 |
| |||||
|
個人(@2,500*5) |
12,500 |
郵送費 |
30,000 |
| |||||
|
家族(@3,000*5) |
15,000 |
募金経費 |
10,000 |
| |||||
|
オンライン(@1,000*2) |
2,000 |
行事費 |
15,000 |
保険は? | |||||
|
|
|
負担金 |
5,000 |
| |||||
|
前年より繰り越し |
40,278 |
事務費・予備費 |
1,778 |
| |||||
|
合 計 |
69,778 |
合 計 |
69,778 |
| |||||
|
|
|
|
|
|
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|
|
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☆ 年次総会のお知らせ ☆
2007年度総会を次の予定で開催します。決算報告、予算案、年間行事予定等を含め、パンダクラブ北海道の未来について語り合いたいと思う会員の皆さんはできるだけ御参加ください。不参加の場合は、議決に同意したものと見なされます。
・
・場所:喫茶 樹(じゅ)
交通機関:新札幌駅ターミナル (10)番 12:45発夕鉄バス大沢公園入口停留所から徒歩3分
☆
年間行事予定(案) ☆
(『 』はパンダクラブ北海道として参加する行事)
今後の行事を計画しました。ただし、他の行事とのからみで、中止する場合もありますのでご注意下さい。ツアーの計画等のアイディアやご意見をお寄せ下さい。
2007年 |
2月 |
18日自然観察会,年次総会 |
|
3月 |
11日『クマゲラ一斉調査』,18日自然観察会 |
|
4月 |
15日自然観察会 |
|
5月 |
5日か6日パンダ募金〔円山動物園〕, 20日自然観察会 |
|
6月 |
17日自然観察会, 23日〜24日『江別環境広場'07 』 |
|
7月 |
22日自然観察会 |
|
8月 |
4〜5日ファミリーキャンプ, 19日自然観察会 |
|
9月 |
16日自然観察会 |
|
10月 |
7日か8日パンダ募金〔円山動物園〕,21日自然観察会 |
|
11月 |
18日自然観察会 |
|
12月 |
16日自然観察会 |
2008年 |
1月 |
20日自然観察会 |
|
2月 |
17日自然観察会,年次総会 |
|
3月 |
16日『クマゲラ一斉調査』,23日自然観察会 |
|
4月 |
20日自然観察会 |
|
5月 |
4日か5日パンダ募金〔円山動物園〕, 18日自然観察会 |
|
6月 |
15日自然観察会, 21日〜22日『江別環境広場'08 』 |
|
7月 |
20日自然観察会 |
|
8月 |
2〜3日ファミリーキャンプ, 24日自然観察会 |
|
9月 |
21日自然観察会 |
|
10月 |
12日か13日パンダ募金〔円山動物園〕,19日自然観察会 |
|
11月 |
16日自然観察会 |
|
12月 |
21日自然観察会 |
2009年 |
1月 |
18日自然観察会 |
|
2月 |
15日自然観察会,年次総会 |
|
3月 |
8日『クマゲラ一斉調査』,15日自然観察会 |
☆ 「ウォームビズ&うちエコ 小エネルギーで暖かく」の報告 ☆
去る12月9日に浅井学園大学で開催された「ウォームビズ&うちエコ 小エネルギーで暖かく! あったかエコライフpart2」というセミナーに出席しました。
このセミナーには48名もの方が参加があり、浅井学園大学・短期大学部の先生・学生さんのご協力により、新しいアイデアの数々を勉強してきました。
まず、浅井学園短期大学短期大学部人間総合学科の泉山幸代教授から「ウォームビズで楽しく、暖かく着る工夫」というお話があったあと、楽しく・暖かく着る工夫のいろいろをミニ・ファッションショーでご紹介いただきました。特に、カーディガンやベストの、新しい着方には、皆さんびっくり!
また、後半は北海道地球温暖化防止推進員 宮森芳子さんの「暖房温度を下げても暖かく暮らすコツ」という講演では、家ですぐ取り入れられる工夫の数々が紹介され、皆さん、大納得でした
☆ 白神山地に行ってみたいね・・・(1) ☆
先日、事務局内の打ち合わせで「去年の夏のツアーは楽しかったね。その帰り道で、次回は白神山地でブナ林を見てみたいねということになっていたよね。」との発言がありました。
どんな旅行になるかを考える前に、白神山地のお勉強をしましょう。
・ 白神山地:青森県と秋田県にかけて、標高1,000m前後の山々が連なる、総面積約6.5万haの広大な山岳地帯。一帯には、世界的にも類を見ない規模でブナの原生林が広がり、天然記念物であるクマゲラ、カモシカ、イヌワシ、ツキノワグマなどをはじめ、様々な動物と貴重な植物が多数生息しています。
・ 保護活動:昭和50年代半ば、白神山地を縦断する青秋林道が計画された際、県内外から白神山地の自然保護活動と調査活動が始まり、その高い自然的価値が評価されました。平成2年3月に森林生態系保護地区に、平成4年7月には自然環境保全地域として指定され、保護されることになりました。
・ 世界遺産:1993年12月11日、中心部の16,971haが世界遺産として登録され、核心地域10,139haと緩衝地域6,832haとに分けられ、管理されています。
== 編集後記 ============================================
◇ この冬は12月の雪が少なくて、多少楽をしていたところ、1月中旬に
なったら案の定お年玉のように大雪が降って来ました。
◇
地球温暖化の影響が、海中にまで出ていて、漁で採れる魚の種類も
変わっているとテレビで報告していましたが、このところ異常気象が
発生するようになって、一般市民も意識するようになりました。もう
手遅れでなければいいのですが・・・。
[NS]
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