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  〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
 
       人から人へ
         親から子へ
           自然のすばらしさ
           大切さを伝えよう
 
       え  と  ぴ  り  か
 
 パンダクラブ北海道 2006年5月31日 E-Mail版 No.32
 
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○6月からの予定
○月例自然観察会報告 in 野幌
○肌寒い中でパンダ募金
○『江別環境広場2006』のお知らせ
○『報告:モルディブ研修旅行を終えて』に参加して

 


 

☆ 6月からの予定 ☆
  6月17日(土)〜18(日)『江別環境広場'06』
                   〔野幌公民館:江別市野幌町13-6〕
 
  6月25日(日)自然観察会
                  〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕:申 
 
  7月15日(土)〜16(日)『ファミリーキャンプ』
                   天売島・焼尻島。詳細は下記:申 
 
  7月23日(日)自然観察会
                  〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕:申 
                  引き続き例会
                   〔ふれあい交流館:午後1時半〜〕

  8月20日(日)自然観察会
                  〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕:申 
 
※参加申し込みは下記まで
 代表 長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
[自然観察会について]
 森林公園は春から夏の観察会絶好機です。野鳥も植物も毎月入れ替わるので覚えるのも楽しい季節です。小雨なら決行しますが、悪天候の場合は次の日曜日に延期。参加無料。
・日時:6月25日(日)7月23日(日)8月20日(日)  午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場9:30集合
       JRバス新札幌駅南レーン乗り場(2)19系統9時10分発の立命館慶祥高校行きで終点
・持ち物:弁当、コンパス、メモ帳、雨具、長靴と歩きやすい服装、双眼鏡やカメラ(あれば)
 
[『ファミリーキャンプ』のお知らせ]
  天売・焼尻に行きませんか。自家用車の相乗りコースと安全快適なJRコースのどちらか。
・ 宿泊場所:天売島萬屋旅館 1泊2食@6,500円 Tel.01648-3-5224
・ 日  時:7月15日(土)午前10時〜16日(日)午後6時
・ 申  込:6月25日(日)午前10時までに長屋貞夫へTelかFAXで
 集合場所と予算については参加申込締め切り後、参加者に連絡します。

 


 

月例自然観察会報告in 野幌

 4月23日(日)天気:曇り時々晴れ
エゾライチョウ
 今年の4月は例年になく寒くて雪解けも1週以上遅れていました。それでも、長靴でなら何とか歩くことができました。新入会希望者の高橋邦秀さんを入れて3人の参加者でした。
 春の草花の芽吹きが少なくて寂しい観察会になるかなと、あまり期待しないで森に入りましたが、小鳥たちはもう春を感じて賑やかに活動していました。
 中でもエゾライチョウの番いがバタバタと飛び出したのには全員感激。昔は野幌にもたくさん生息していたと思われますが、ドンドン減っているのはアライグマの増加が関係しているのではないかと不安になりました。
 ルリビタキやアオジの姿にも、遅い春の訪れを実感できた一日でした。


 5月21日(日)天気:晴れ
サカハチチョウ
 ここ一週間は気温も高く良い天気の日が続いていたため、春は一斉に花を咲かせました。小鳥たちも蝶たちも、今を盛りと飛び回ります。まさに野幌森林公園のスターたちが総出演した一日でした。夏鳥たちも勢揃いしていて鳴き声の美しさを競い合っていましたが、すでに木々の葉が繁りすぎていて、思うように姿を確認できません。あと1週間早く来ていたら良かったなと悔しがりました。
 ヒトリシズカは一カ所に寄り集まって咲き誇り、全然シズカではありません。オオバナノエンレイソウもミヤマエンレイソウもサンカヨウまでも咲いて、白いドレスのファッションショーと言った様子でした。そこには、この時期にしか見られないタテハチョウの仲間が乱舞してステージを盛り上げていました。

 

 

 

種   名 4月23日 5月21日 種   名 4月23日 5月21日
〔野鳥・動物〕      〔植物〕    
ミヤマカケス   オオカメノキ  
トビ   コブシ   花終わり
ヤマガラ   フッキソウ
ハシブトガラ   バイケイソウ  
シジュウカラ フクジュソウ  
ゴジュウカラ   ナニワズ  
ヤマゲラ ザゼンソウ  
コゲラ   ミズバショウ  
アカゲラ   エゾエンゴサク 花終わり
ヒヨドリ エンレイソウ  
キバシリ   オオバナノエンレイソウ  
ウソ   ミヤマエンレイソウ  
ウグイス   ニリンソウ  
ルリビタキ   スミレサイシン  
アオジ   オオタチツボスミレ  
キジバト   タチツボスミレ  
キビタキ   ヒトリシズカ  
オオルリ   ツルシキミ  
センダイムシクイ   サンカヨウ  
ツツドリ   ネコノメソウ  
クロツグミ   マイヅルソウ  
キジバト   ユキザサ  
アライグマ 足跡   コウライテンナンショウ  
トガリネズミ 通り道   クルマバツクバネソウ  
シータテハ        
サカハチチョウ        
モンシロチョウ        
キベリタテハ        

肌寒い中でパンダ募金

 去る5月5日は恒例のパンダ募金。例年なら桜の花も咲き出して花見客でごった返す円山公園ですが、今年の春は寒い日が続いていたため、まだ蕾が色づいた程度。しかもこの日の天気予報は雨模様。これでは来園客も少なくなるだろうとガッカリしながら動物園の正門前に集合しました。
今回募金活動に参加していただいたボランティアさんは、前回と同じように「ボラナビ」や「北のボラ本。」に掲載していただいた結果応募してくれた方が6人もいらっしゃいました。また、昨年5月の募金に参加していただいた札幌北ローターアクトクラブの元メンバーだった岡部先生は生徒さんを連れて飛び入り参加していだき、大声で呼びかけてくださいました。
 肌寒い曇り空のため使い捨てカイロで暖まりながらも、皆ブルブル震えながらの募金となりました。ただ、パンダの着ぐるみに入った人だけは快適な暖かさ。来園した子供たちに絡まれながらも大いに愛嬌を振りまいていました。
 今回の募金の合計は22,249円とやや物足りない結果でしたが、これに長屋成明氏から別に頂戴した1万円の募金を含め、世界の自然保護活動に役立てるためWWFJに送金しました。皆さんのお陰で、昭和57年11月3日以来の募金額合計は 2,133,259円となりました。
 今回参加していただいたボランティアの高橋広奈さん、豊島朝水さん、横山佳世子さん、金子理絵さん、寺田祐一さん、谷川加奈さん、岡部文佳さん、高橋麻里江さん、米坂洋子さん、鈴木孝三さん、そして種市国和さん、および長屋家の合計15名の皆さん、本当にお疲れ様でした。
 それにしても最後まで肌寒いながらも雨が降らずに募金ができて良かったなーと思いました。ボランティアとして参加された皆さんには、交通費や昼食費も出ない「手弁当」のボランティア活動ですが、懲りずに次回も参加してくださいね。【長屋貞夫 記】

『江別環境広場2006』のお知らせ

「江別環境広場」とは、江別市内の個人や団体が年に1度、環境問題を中心としたさまざまなアピールをする場です。今年は「見つめよう 江別の環境 奏でよう 緑のシンフォニー」をテーマに行います。
[日時] 6月17日(土)10:00〜18日(日)16:00
[開催場所]野幌公民館(江別市野幌町13-6 JR野幌駅から徒歩8分)

[問い合わせ]江別市役所環境課(tel 011-381-1019)または(VFF14537@nifty.com
[主催]えべつ地球温暖化対策地域協議会内 環境広場実行委員会
 URL:http://www.community.sapporocdc.jp/comsup/ebetsu-earth/
[内容]
 ●17日(土)・18日(日)共通
 ・環境問題屋台村
 自然や環境問題などについて、ペレットストーブの展示・相談コーナー、モルディブ写真展、アジアにおける植林のパネル展示、ボードウォーク紹介パネル展示など。
この展示会場でパンダクラブ北海道として、高橋俊男さんの「クジラと海のミニチュア展」を実施する予定です。
 ●17日(土)の行事
 (1)子どもエコ教室「木と仲良しになろう!」
[時間]10:00〜12:00[場所]野幌公民館2階工芸室・屋外
[講師]北海道カウンセラー協会 横山武彦さん[参加費]無料
 (2)机上講習会「鍋帽子を使った保温料理の一食」
[時間]10:00〜12:00[場所]野幌公民館1階調理室[担当]江別友の会[参加費]500円(試食つき)[定員]10人[申し込み先]江別友の会(tel 011-386-7913)
 (3)せっけんと重曹で楽しくナチュラルクリーニング
[時間]10:00〜12:00[場所]野幌公民館研修室3号[担当]生活クラブ生活協同組合
 (4)自然エネルギー体験教室
[時間]13:30〜15:00[集合]野幌公民館 玄関前[内容]小型風車の設置や太陽光パネルの発電実験[講師]家次敬介さん(北海道地球温暖化防止活動推進員)[参加費]無料
 (5)地球温暖化ふせぎ隊がやってくる!
[時間]13:00〜16:00[会場]野幌公民館 ホール(予定)[内容]南の島体験ゲーム他
[担当]地球温暖化ふせぎ隊(財団法人 北海道環境財団)[参加費]無料
[備考] お子さん以外にも、大人の方や、学校の先生のご参加もお待ちしています。
 (6)映画「地球交響曲 ガイアシンフォニー第2番」(1995年制作)
 21世紀の到来を前に母なる星・地球の未来にとって、示唆にあふれたメッセージをもつ人々をドキュメントしたオムニバス映画。
[時間]18:00〜20:30[場所]ホール[参加費]無料[定員]150人[申し込み]不要
 ●18日(日)の行事
 (7)オーガニックコットンの布と糸で作る「布なぷきん・布おむつ手作り講習会」
 手縫い、かぎ針編み、ミシン縫いの中から作り方を選ぶことが出来ます。布なぷきんと布おむつを一緒に作りながら、女性の身体のこと、ゴミ問題・地球環境についてお話ししませんか?[時間]10:00〜12:00[場所]野幌公民館研修室1号[担当]Cotton Moon (問い合わせ:tel 011-387-1556)[材料費]布なぷきん 1枚300円〜 布おむつ 1枚400円
[持ち物] 裁縫道具、レースかぎ針4号[申し込み]不要、直接会場へ
 (8)親子で作ろう!牛乳パックで作る紙粘土講座
 牛乳パックとエコ粘土の素で紙粘土を作ります。汚れてもいい服装かエプロンを持ってきてね。[時間]13:00〜16:00[場所]野幌公民館研修室3・4号[参加費]300円(材料費など)[定員]30組[主催・申し込み先]子どもの健康と環境を守る会 tel 011-387-1556
 (9)手作りで安心の軽食コーナー
きれいなお庭を見ながら、おいしいカレーセットはいかがですか?
[時間] 10:00〜食券販売開始 11:30〜なくなり次第[内容]カレーセット(サラダ・デザート付き)500円[場所]野幌公民館和室[担当]江別友の会
 (10)シンポジウム「黄砂はどこから?〜黄砂から考える地球環境」
[内容]
 @基調講演「黄砂はどこから」布和敖斯尓(ブホーオーツル)さん(酪農学園大学助教授)
A報告「内モンゴルで植樹活動ナヒヤ基金について」金子正美さん(酪農学園大学助教授)
 Bパネルディスカッション 
[時間]13:00〜15:30[場所]ホール[参加費]無料[申込み]不要 直接会場へ

『報告:モルディブ研修旅行を終えて』に参加して

 去る4月16日は、「えべつ地球温暖化対策地域協議会」の年次総会を開催するにあたり、記念講演として「報告:モルディブ研修旅行を終えて」と題して立命館慶祥高校の高校生のみなさんからモルディブ海外研修の報告がありました。この海外研修は毎年2年生がいくつかのコースに分かれて行っている中の一つだそうです。
 このモルディブという島国はその平均海抜が約1mととても低く、今世紀の終わり頃には、地球温暖化による海面の上昇で沈んでしまいます。
 つまり日本のような工業国の出す二酸化炭素により「地球温暖化」がこのままのペースで悪化すると、モルディブという島国をおびやかすという大問題であると同時に、その時になって、日本などの工業地帯も水没の危機にあることに気づいても手遅れになっているということを意味します。
 もし、そこまで事態が悪化しなければ、つまり工業地帯が水没しなければ、二酸化炭素の排出が減らないというのでは、人類の英知も知れたものだと言わざるをえません。
 このモルディブの警告が、未来に向けて役に立ってくれるものと信じています。
 地球温暖化の現場を体験してきた高校生の目を通して、私たちが背負っている地球環境という重い責任について勉強しました。
 当日の参加者のアンケートから、

などと大変好評で質疑応答も時間が足りないほどでした。
 この研修内容の写真パネルが6月17日〜18日の環境広場で展示されます。

 

== 編集後記 ============================================

◇ キャンプで島に渡るためには、船が欠航になることを予想して、
    1日分の予備日が必要です。7月17日は「海の日」で祝日のため、
    この日程となりました。16日も欠航なら、道北方面にドライブとしますか・・・。

◇ 今年は雪解けが遅かったため、春の訪れに対する喜びもまた
    ひとしおですが、それにしても花が一度に全部咲いてしまっては、
    これからの楽しみが無くなるのではと心配です。
                                                                                   NS

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 えとぴりか E-Mail版 No.32(通算No.193)
  発行:パンダクラブ北海道 2006年5月31日
 
 〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303
       事務局:長屋 英子 方
       代   表:長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
 年会費:家族会員            ¥3,000
      個人会員            ¥2,500
      ジュニア会員(中学生まで)  ¥1,000
      オンライン会員         ¥1,000
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