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〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
人から人へ
親から子へ
自然のすばらしさ
大切さを伝えよう
え と ぴ り か
パンダクラブ北海道 2006年3月31日 E-Mail版 No.31
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○4月からの予定
○月例自然観察会報告 in
野幌
○パンダ募金は秋風が爽やか
○カレンダーをプレゼント
〜オンライン会員について
〜E-Mail版えとぴりか
○有機農業で北海道を救う
☆ 4月からの予定 ☆
4月16日(日)『モルディブ研修報告会』
〔野幌公民館研修室3・4号:午後1時半〜〕:申
4月23日(日)自然観察会
〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕:申
5月
5日(こどもの日)パンダ募金
〔札幌円山動物園正門前集合:午前10時〜午後3時〕
5月21日(日)自然観察会
〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕:申
引き続き例会
〔ふれあい交流館:午後1時半〜〕
6月17日(土)〜18(日)『江別環境広場'06』
〔野幌公民館:江別市野幌町13-6〕
6月25日(日)自然観察会
〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕:申
※参加申し込みは下記まで
代表 長屋 貞夫:FAX&TEL
(011)384-0801
[自然観察会について]
森林公園にはもうすぐ春がやってきます。野鳥も植物も観察するには絶好の季節です。
小雨なら決行しますが、悪天候の場合は次の日曜日に延期。参加無料。
・日時:4月26日(日)、5月21日(日)、6月25日(日)
午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場9:30集合
JRバス新札幌駅南レーン乗り場(2)19系統9時10分発の立命館慶祥高校行きで終点
・持ち物:弁当、コンパス、メモ帳、雨具、長靴と歩きやすい服装、双眼鏡やカメラ(あれば)
[パンダ募金のお知らせ]
恒例のパンダ募金を次の予定で行います。皆さん,多数ご参加下さい。
今回も人数さえ、集まればまた正門と西門の2班に別れて、募金を呼びかけます。
小雨決行としますが、悪天候の時には6日を予備日として順延します。
・
場 所:札幌市円山動物園 正門前
・ 日 時:5月5日(子供の日)午前10時〜午後
3時
・ 目 的:募金は世界の自然保護活動に役立てるためWWFJに送金します。
☆ 月例自然観察会報告in 野幌 ☆
・ 2月19日(日)天気:晴れ
参加者の都合により、1週遅らせて19日に開催しました。 この日は快晴無風の観察会日和でした。積雪は150センチ以上はあり、先日のみぞれでかなり締まった雪原でしたので、長靴でも歩こうと思えば歩けるほど。ただスキーにはベタついて手こずりました。
小鳥たちのさえずりにも春の気配が感じられ、アカゲラの追いかけっこやドラミングも見られました。トド山口駐車場は除雪されていませんでしたが、その雪の中にワゴン車が置き放しになっていて、雪の下になっていたのにはビックリしました。
・ 3月12日(日)天気:晴れ
春らしい心地よい風が吹く快適な一日でした。ただし、まだ70cmくらいある雪がアイスバーンになっていて、歩くスキーでは曲がりきれずに尻制動で止まるしかありませんでした。痛かった!
この日は、クマゲラの一斉調査と兼ねて観察会を実施しました。
日差しはもうすっかり春らしくポカポカとして、小鳥たちの動きも活発でした。文雄さんは「観察中にトガリネズミが靴にぶつかってきて可愛かった。」と感激してました。もうすぐ、1〜2週間でフクジュソウやフキノトウの咲き乱れる春がやってくることを、フッキソウの葉が教えてくれました。
その一方、アライグマの足跡も発見!以前から檻で捕獲しているのは見ていましたが、まだまだ減っていない現状も考えさせられました。
種 名 | 2月19日 | 3月12日 | 種 名 | 2月19日 | 3月12日 |
〔野鳥・動物〕 | 〔植物〕 | ||||
ミヤマカケス | ○ | オオカメノキ | 冬芽 | ||
トビ | ○ | コブシ | 冬芽 | ||
ヤマガラ | ○ | フッキソウ | 葉 | ||
ハシブトガラ | ○ | ○ | ツルシキミ | 葉 | |
シジュウカラ | ○ | ![]() | |||
ゴジュウカラ | ○ | ||||
ヤマゲラ | ○ | ||||
コゲラ | ○ | ||||
アカゲラ | ○ | ○ | |||
ヒヨドリ | ○ | ||||
キバシリ | ○ | ||||
ウソ | ○ | ○ | |||
キタキツネ | 足跡 | 足跡 | |||
エゾユキウサギ | 足跡 | 足跡 | |||
アライグマ | 足跡 | ||||
トガリネズミ | ○ |
☆ 『クマゲラ一斉調査』の報告 ☆
野幌森林公園を守る会主催で、天然記念物クマゲラの生息調査がありました。今回で20回目となるこのクマゲラ調査は、札幌という大都市近郊に島のように取り残された野幌森林公園の自然が、どれだけ元気なのかを知るバロメーターとして、クマゲラの生息数を毎年調べてきたものです。この平成17年度、財団法人前田一歩園から表彰もされたとのこと。
トド山口駐車場からすぐ近くのNo.72、73、80、81の4メッシュを菅原文雄と長屋の2名で担当しましたが、この区域はクマゲラの声さえ全く聞かれず、大変残念でした。でもトマンベツ園地の北側を担当した参加者が、クマゲラらしい鳴き声を1羽確認したとのことでした。
その他の地点でも喰痕が多数みつかっているため、複数の個体が生息している可能性もあるだろうと考えられました。
☆ 2006年度 総会の報告 ☆
新年度総会を2月19日に喫茶「樹」さんにて開催しました。
その中で決算報告、予算案については、原案通り了承されました。その他の結果は、
熱心な討議の結果、以下の通り一部修正して実施していくことにしました。
年間行事予定(『 』はパンダクラブ北海道として参加する行事)
なお毎回書いておきますが、他の行事とのからみで中止・変更する場合もありますのでご注意下さい。ツアーの計画等のアイディアやご意見をお寄せ下さい。
2006年 | 4月: | 23日自然観察会 |
5月: | 5日パンダ募金〔円山動物園〕6日は予備日, 21日自然観察会 | |
6月: | 17日〜18日『江別環境広場'06 』,25日自然観察会 | |
7月: | 15〜17日ファミリーキャンプ, 23日自然観察会 | |
8月: | 20日自然観察会 | |
9月: | 17日自然観察会 | |
10月: | 8日パンダ募金〔円山動物園〕9日は予備日,22日自然観察会 | |
11月: | 4日スライド映写会、19日自然観察会 | |
12月: | 17日自然観察会 | |
2007年 | 1月: | 21日自然観察会 |
2月: | 18日自然観察会,年次総会 | |
3月: | 11日『クマゲラ一斉調査』,18日自然観察会 |
これまで高橋俊男さんに会計係と会計監査を担当していただいていましたが、この2つを分担し、会計係を種市国和さんにお願いすることになりました。会計監査は従来通り高橋俊男さんのままとします。
・新役員名簿
役職 | 氏名 |
代表 | 長屋 貞夫 |
事務局長 | 長屋 英子 |
会計係 | 種市 国和 |
編集長 | 撰藻 匡樹 |
会計監査 | 高橋 俊男 |
☆ 留萌市のごみ分別に思う ☆
長屋 貞夫
私は去る2月13日から留萌市に単身赴任することになりました。北海道の日本海側でも、「雪が下から降る」と言うくらい特に吹雪が有名なこの街は、引っ越した2月中旬も毎日吹雪いていました。
そしてこの留萌市は、ゴミの分別収集においても最先端と言われるほど有名です。『8プラス1』と呼ばれるこの分別について、少しご紹介しましょう。
ごみは次の10分類になっています。
1.生ごみ→堆肥化
台所から出る料理くず・残飯などは、専用の紙製「生ごみ」袋(有料45円〜80円)に入れてゴミステーションへ。これは堆肥場で堆肥化されますので、三角コーナーのネットは和紙製かコーン繊維製の生分解されるものを使用します。
2.もやせるごみ(可燃)→固形燃料
紙くず、トレー類から発砲スチロール、ポリ袋までが含まれます。
これらを「もやせるごみ」袋(有料40円〜80円)に入れてゴミステーションへ。これは固形燃料化しています。直接燃やす施設ではないので、こんなシステムが可能なのだそうです。
3.危険ごみ(有害ごみ)
蛍光管、乾電池類、ライター、マッチ、花火など
4.資源ごみ
@空き缶、A空きビン、B新聞紙、C雑誌、D紙パック、Eダンボール…リサイクルへ
F綿50%以上の布はウエスとして利用します。
5.硬質プラスチックごみ
洗面器やハンガーなどは、6の不燃ごみ(有料)と区別して無料としています。
6.もやせないごみ(不燃)→直接埋め立て
カセットボンベ、スプレー缶、セトモノ、ガラス類、紙おむつ、金属類などは「もやせないごみ」袋(有料50円〜100円)に入れてゴミステーションへ。これは直接、最終処分場に埋め立てします。
7.粗大ごみ→破砕ごみ
家具類、寝具類などが対象となり、種類により100円から1,000円の券を組み合わせて貼り付ける。大型ステレオなどは最高2,800円です。
8.ペットボトル(PET1)→固形燃料
これも固形燃料化施設で燃料に変えています。
9.廃食用油(プラス1)
使い終わった食用油は石鹸に再利用されます。これも留萌の先進的なところ。
10.処理困難物
市では処理できない廃タイヤや消化器、バッテリー等のほか、家電リサイクル法の対象となる洗濯機・冷蔵庫・エアコン・テレビ・パソコンなどは業者へとのこと。
町中にある『クリーンステーション』と呼ばれるごみステーションにはカギがかかり、町内会員が回り番で管理しています。
ごみ分別の中で何と言っても驚いたのは、ポリ袋や発泡スチロールを燃やせるごみとしている点が、自宅のある江別と違うところでした。生ごみも堆肥化したり、廃食用油のリサイクルにここまで取り組んでいる都市は珍しいかも知れません。
市民のリサイクル意識の高さに感心しました。
☆ あったかエコライフに挑戦 ☆ JN(主婦)
去る1月27日に江別市の野幌公民館で、地球温暖化防止講座「あったかエコライフ」という講演会があり、私も参加させていただきました。
内容的には第一部「知って得する暖房の基礎知識」と題して、道立北方建築総合研究所居住科学部人間科学科長の月館司さんのお話があった後、第二部は「家庭から始まる温暖化防止」という題の情報交換会となりました。 月館さんの講演は専門的すぎて、ちょっと私にはついて行くのが大変でしたが、北海道に住む人間として、住宅の暖房に関する研究が生活に直結していることは良くわかりました。このところ怪しい建築士が新聞やテレビに出てきますが、そんな人こそ暖房の知識を勉強してほしいと感じました。
後半の情報交換会の中では、燃料節約に向けた主婦の皆さんの涙ぐましい努力が垣間見えました。江別友の会の関さんから、最近の灯油高騰の中で使用量を40%削減できた事例や電気代を7%削減した事例が報告されました。
その報告には、朝4時に起きて散歩することで自分の体温を上げることから始まり、サンルームに水の入ったバケツを置くことで、太陽の光を当てて温かくなったら風呂に使うとか、窓からの放熱をゼロにする工夫として厚手のカーテンをするか二重のカーテンをするなどの提案がありました。
冷蔵庫の在庫管理とか、暗くなりかけた時、室内の空気が冷えない前にカーテンをする、鍋帽子でガス代節約など、主婦ならではの大いに参考となるアイデアも出ました。
二酸化炭素削減のため地球に優しい生活は、家計や財布にも優しい事を知って、エコライフに挑戦する意欲がわきました。
☆ 地球温暖化の現状『報告:モルディブ研修旅行を終えて』のお知らせ ☆
インド洋に浮かぶ1,190個の島々から構成されているモルディブ共和国。一番高いところでも海抜1.8mしかないこの国は、海面が1m上昇すれば、国土の80%が水没してしまうと言われています。今年の3月に、「地球温暖化と世界環境」をテーマとしてモルディブ研修旅行に行ってきた生徒さん達に高校生が見た温暖化の現状についてなどを、報告していただきます。是非ご参加ください。
この行事は「えべつ地球温暖化対策地域協議会」の年次総会に先立って併催される記念行事です。
◇■ ご寄付有り難うございました ■◇ 先日、東京都の神田隆様から2,000円、札幌市厚別区の高橋清一様から6,000円、南区の宇野洋子様より5,000円のご寄付を頂きました。厚く御礼申し上げます。 |
== 編集後記 ============================================
◇
先日の総会を開催した際、お世話になった喫茶店「樹」さんから、
パンダ募金を寄付いただきました。5月5日の募金とともにWWFJ
へ送金させていだだきます。有難うございました。
◇ 留萌の海岸沿いを走っているとオオワシが魚を食べていました。
感激です!
◇
前号の会員名簿を書いた後で、渡辺紀久雄さん、丹野美智子さん、
佐伯昌夫さんから、今年度会費の納入がありましたのでお知らせ
します。
[NS]