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  〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
 
       人から人へ
         親から子へ
           自然のすばらしさ
           大切さを伝えよう
 
       え  と  ぴ  り  か
 
 パンダクラブ北海道 2005年12月1日 E-Mail版 No.29
 
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○ 12月からの予定
○ 月例自然観察会報告in 野幌
○ こんなことがエコライフ  Let's Try エコライフ
○ カンパのお礼
○ 地球温暖化対策セミナー「エコドライブのすすめ」の報告
○ 会費納入の方に写真ハガキをプレゼント
○ 保温調理講習会〜おせち料理編〜のお知らせ

 


 

☆12月からの予定 ☆
 12月 4日(日)地球温暖化対策セミナー 
 [大麻公民館:午後1時半〜3時]
 
 12月 9日(金)保温調理講習会〜おせち料理編〜 
 [野幌公民館:午前9:45〜12:15]
 
 12月18日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申 
 
  1月22日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申 
 
  2月19日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申 
 
※参加申し込みは下記まで
 代表 長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
[自然観察会について]
 森林公園はもう冬です。野鳥観察には絶好の季節です。小雪なら決行しますが、悪天候の場合は次の日曜日に延期。参加無料。
・日時:12月18日(日)1月22日(日)2月19日(日)  午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場9:30集合
・持ち物:弁当、コンパス、メモ帳、防寒具、歩くスキーかカンジキ、双眼鏡やカメラ
 
[ 地球温暖化対策セミナーのご案内 ]
 えべつ地球温暖化地域協議会主催で森林の働きについて学習会があります。森づくりに関係する樹木と環境の関係の研究や、シベリアの森林火災が生態系や温暖化に与える影響、そして地球温暖化対策にも役立つことについて、一緒に勉強しましょう。参加無料。
・ 日 時:12月4日(日)午後1時30分〜午後3時
・ 場 所:江別市大麻公民館 研修室2号 〔江別市大麻中町26-7 JR大麻駅 徒歩5分〕
・ 演 題:「地球温暖化と森林」
・ 講 師:北海道大学大学院農学研究科教授 高橋邦秀さん

 


 

月例自然観察会報告in 野幌

10月23日(土)天気:曇り
 この日の観察会は、フォーラム野幌の森さん主催の「秋の観察会」に合同で、大沢口から入って森の北西部の観察を実施しました。参加したパンダクラブ北海道会員3人を含む約30名は、紅葉の真っ盛りを楽しみにぞろぞろと出発。ところが、今年は10月にしてはまだ暖かいためか、紅葉の進み具合は今ひとつでした。
 野鳥は渡りのシーズンで、マミチャジナイやカシラダカの群れなど珍しい種類が見られました。
 昨年の台風で被害の出た森の再生状況とこれからの植林活動について、韮沢チヨさんと村野道子さんのご指導のもと楽しい観察会になりました。

 

11月20日(日)天気:曇り
 遅かった初雪が3cm程度残っていましたが、長靴で歩くのに支障はありませんでした。
すっかり木々の紅葉は落ちて森の見通しが良くなったので、小鳥の観察が楽になりました。この日は、キバシリが目の前で行ったり来たりを繰り返し、樹皮の下に隠れた虫を捕っていました。この小さな鳥たちが健康な森を守ってくれています。

 
種   名 10月23日 11月20日 種   名 10月23日 11月20日
〔野鳥・動物〕      〔植物〕    
ミヤマカケス   オオカメノキ 紅葉  
ヤマガラ コブシ 赤実  
ハシブトガラ   キンミズヒキ  
シジュウカラ   ミズヒキ  
ゴジュウカラ   ノリウツギ 黄葉  
クマゲラ   サラシナショウマ  
アカゲラ ノブキ  
ヤマゲラ   ウマノミツバ  
カシラダカ   コウライテンナンショウ 赤実  
ヒヨドリ ヤチダモ 紅葉  
ハシブトガラス   イタヤカエデ 黄葉  
キバシリ   ハウチワカエデ 紅葉  
ウソ   ホウノキ 赤実 赤実
ツグミ   ツタウルシ  
マミチャジナイ   コシアブラ 白葉  
トドノネオオワタムシ        

こんなことがエコライフ ☆ Let's Try エコライフ

【おいしくエコ】
プランターで食料自給

ホームセンターに行くと、野菜の苗がたくさん売っています。きゅうり、ミニトマト、枝豆などなど。持ち帰って、プランターに植え替えるだけです。毎朝、新しい葉っぱが伸びているかチェック!
ベランダからとってきて料理する。これほど新鮮な食べ物はありません。また、ハーブを植えれば、肉料理やティータイムにベランダからちょっとつまんできて、ひと味追加する楽しみができます。

スローフード

最近、耳にする「スローフード」。
地元のものや伝統の料理を大事にしようというもの。その地域にしかない食材や食べ方を大切すること。地元のお店で地元でしか味わえないものを大事に残していきたいですよね。
また、地元のものは、遠いところから運ぶコストと輸送のためのエネルギーがかからず、地球にもやさしい食べ物なんです。 (参考)
ニッポン東京スローフード協会ホームページ

旬(しゅん)

旬のものを食べる。旬の食べ物は、自然がくれた恵みそのもの。人間の手で本来とは違う時期に作り出されているものでありません。最近は、何でも一年中スーパーに売っているので、いつが旬だかよくわらなくなりがちです。カレンダーをめくったとき、その時期の旬のものを書くようにしてみるのも、いいですね。
各季節の食べ物をみてみると、何か気が付きませんか。

・・・タケノコ、アスパラガス、鯛(たい)、鰆(さわら)
・・・トマト、なす、きゅうり、アジ、かつお
・・・しいたけ、さつまいも、里いも、鯖(さば)、さんま
・・・はくさい、れんこん、大根、たら、ぶり

(参考資料)省エネルギーセンター 「食の省エネ BOOK

【お出かけ】
身近な場所へ

近くの公園や川の土手などに出かけてみましょう。徒歩や自転車で出かけると、車では行けないお店を覗いてみたり、新しい近道を発見できたりします。また、公園の木の下でお弁当食べていると、木陰の涼しさに驚いたりします。
さらに目線をぐーっと低くしてみると、いろんな発見があるのでは?何故、葉っぱはこんな形をしているの?お花の色はどこからやってくるの?などなど。自然って不思議がいっぱいありますよ。

身近な植物

「近所の植物なんて私には関係ない。」そんな風に思ってませんか?実は身近な植物は私たちに自然の恵みをくれているのですよ。ヨモギやツクシ、木イチゴやぎんなん、身近なものでも簡単においしく食べられるものがあります。ちょっと探してみましょう。

身近な動物

ちょっとだけ、外の動物を探してみませんか?あなたと同じ呼吸をして、同じ地球に住んでいる動物たちを。例えば田んぼを覗いてみましょう。不思議な生物がいっぱいいるはず。夏、夜明け前に公園の木の幹を探してみましょう。きっと見つかります。蝉の幼虫が一人前になろうとカラから抜け出す神秘的な瞬間を。あなたは何を見つけてみますか?

○ カンパのお礼 ○

 長屋隆夫氏のご遺族の長屋成明氏から、一周忌を前にパンダクラブ北海道へ1万円のカンパがありました。謹んで御礼申し上げます。

 

☆ 地球温暖化対策セミナー「エコドライブのすすめ」の報告

 去る10月29日野幌公民館で行われたこのセミナーで、新たなドライブライフが開けました。当時の出席者は21名と講師2名の計23名。
 まず、市役所環境課の苅谷主幹から江別市における地球温暖化対策の現状と今後の考え方について説明がありました。京都議定書では、地球温暖化を食い止めるために温室効果ガスの排出量を2010年までに1990年レベルから日本として6%削減することが義務づけられています。
 江別市における二酸化炭素の排出量を推計すると、1990年で117万トンだったものが、2003年には129万トンになっています。このペースでは2010年に137万トン程度になると推定されるそうです。
 先日のテレビ放送でも、異常気象や長期間の気候変動に関する分析と予測をまとめた「異常気象リポート2005」を気象庁が発表していました。その中で長期的に日本で大雨の日数が増加し、「地球温暖化の影響が表れている可能性がある」としています。100年後の平均海面水位も温暖化で15センチ程度上昇するとの予測しています。
 この日の演題エコドライブについては、毎日平均100キロ程度業務で走り回っている私にとって待ちに待ったテーマでした。このところのガソリン高騰の影響を何とか抑える手段として、「右足親指の付け根で静かにアクセルを押すとか、雪道の運転と同じように急発進や急ブレーキはしないように」と日頃から心がけています。一世帯あたりの消費エネルギー量の中で自家用車が最も大きな位置を占めています。
 もっと根本的な解決法として電気自動車やハイブリット車に乗り換えようかと考えておられる方も多いはずです。でも価格が高いしなぁと悩みはつきません。
 講師の(財)省エネルギーセンター調査第2部の笠井純一部長から、エコドライブの説明がありました。発進時は5秒後に時速20kmに達するようにゆっくり加速すること。巡航時は定速走行を心がけ、長めの車間距離により急減速や急加速をしないことと、先を見て予測する運転が必要。停止時は早めにアクセルをオフして惰性走行で停止線まで進む。
 次にアイドリングストップの具体的な手法を伝授していただきました。そもそも、車は街中では所要時間の3割が停車しているのです。信号待ちしている間に5秒間以上エンジンを切ることにより、始動時のガソリン消費よりメリットが出るとのことです。その際の注意点として、

  1. オートマチック車は必ずNニュートラルかPパーキングにする
    (Dドライブの位置ではエンジンが始動しない)
  2. サイドブレーキを引く
  3. エンジンを切るとウインカー、ワイパー、ブレーキアシスト、パワステ、エアバッグ、エアコンなどが止まるので、機能させるにはキーをONの位置に戻す
  4. 交差する道の信号が黄色になったらエンジンを始動するが、遅れないためには常にきーに指をかけておく
  5. サイドブレーキを外してゆっくり発進

 その他の注意事項とて、アイドリングストップはエンジンが暖まってからすることや急な坂道や自信のない人は無理にアリドリングストッブしないなどです。
 近頃は自動的にアイドリングストップする機能の付いた車種も売り出されてきましたし、この車種には購入時の差額を補助する事業もあるとのこと。
 地球の未来という大きなことを考えながらも、まず身近なことからこつこつと改善していくことが私たちに課せられた義務と言えます。
 講演会の後で「エコライフチャレンジモニター」の説明会もありました。身近な生活の中でどれだけ改善できるかをチャレンジしていただけたらと考えています。

 

☆ 会費納入の方に写真ハガキをプレゼント ☆

 そろそろ新年度が近づきました。そこで次年度会費を納入していただいた方先着18名様に、この写真家の小林義郎さんの写真ハガキ2枚セットでをプレゼントさせていただきます。
 なお、パンダクラブ北海道の会計年度は1月〜12月です。パンダクラブ北海道の募金活動や観察会,会報の印刷,発送などは、皆さんの会費で運営されています。

〔振り込み先〕 〔年会費〕  
郵便振替 02780-1-25455 ・家族会員 ¥3,000
名義 パンダクラブ北海道 ・個人会員 ¥2,500
  ・ジュニア会員(中学生迄) ¥1,000
  ・オンライン会員 ¥1,000

☆ 保温調理講習会〜おせち料理編〜のお知らせ

  布などで、お鍋をくるんで暖かさを保ちながら、その熱で調理する「保温調理」は、もう一つのコンロの役割を果たすので、おせち料理の準備に、とっても威力を発揮します。COの削減や省エネになるだけでなく、味がじっくり染みこむ上、焦げ付きや煮こぼれの心配のない保温調理で、おせち料理に挑戦してみませんか?(人数が多い場合は、講師による実演と試食のみになる場合があります。)

 

 

== 編集後記 ============================================

◇ アイドリングストップを率先して始めていますが、もっと問題なの
    は、駐車場で無人なのにエンジンがかかってい停めてある車で
    す。暑い日、寒い日に少しでも快適なドライブをということなので
    しょうが、全くガソリンの無駄だけでなく、地球温暖化に悪影響を
    及ぼすと思うのですが。

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 えとぴりか E-Mail版 No.29(通算No.190)
  発行:パンダクラブ北海道 2005年12月1日
 
 〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303
       事務局:長屋 英子 方
       代   表:長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
 年会費:家族会員            ¥3,000
      個人会員            ¥2,500
      ジュニア会員(中学生まで)  ¥1,000
      オンライン会員         ¥1,000
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