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〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
人から人へ
親から子へ
自然のすばらしさ
大切さを伝えよう
え と ぴ り か
パンダクラブ北海道 2005年10月10日 E-Mail版 No.28
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○10月からの予定
○月例自然観察会報告 in
野幌
○身近な公園でも北海道の自然を発見できる その2
○新発見の植物と思ったのは園芸種だった!
○エコファミリーになろう「我が家の環境大臣」 Let's
Try エコライフ
○秋のパンダ募金は雨の中
☆ 10月からの予定 ☆
10月23日(日)自然観察会
[野幌森林公園大沢口駐車場:午前9時半集合]:申
10月29日(土)地球温暖化対策学習会
[野幌公民館:午後1時半〜3時]
11月20日(日)自然観察会
[野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
引き続き例会
[自然ふれあい交流館:午後1時半〜午後2時半]
12月18日(日)自然観察会
[野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
※参加申し込みは下記まで
代表 長屋 貞夫:FAX&TEL
(011)384-0801
[自然観察会について]
森林公園はもうすぐ秋の装いです。夏が暑い年の紅葉はきれいです。小雨なら決行ですが、悪天候の場合は次の日曜日に延期。10月23日は保険料100円必要、他は参加無料。
・日時:10月23日(日)、11月20日(日)、12月18日(日)
午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園
10月23日のみ大沢口駐車場、その他はトド山口駐車場
・持ち物:弁当、コンパス、メモ帳、長靴、防寒具、歩きやすい服装、双眼鏡やカメラ(あれば)
[ 地球温暖化対策学習会のご案内
]
えべつ地球温暖化地域協議会主催で省エネ運転について学習会があります。原油高が地球温暖化対策にチャンスとなるのか。環境にやさしい運転は家計にもやさしい。そして地球温暖化対策にも役立つことについて、一緒に学びましょう。
・
場 所:江別市野幌公民館 研修室5号 江別市野幌町13−6
・ 日 時:10月29日(土)午後1時半〜午後3時
・
演 題:「エコドライブのすすめ」
・ 講 師:(財)省エネルギーセンター調査第二部 笠井純一部長
☆ 月例自然観察会報告in 野幌 ☆
・ 8月27日(土)天気:曇り時々晴れ 本来は21日の日曜日に予定していましたが、雨のため延期してこの日になりました。午前中も雨がパラついたため午後1時に集合しましたが、蒸し暑いのと蚊がうるさいのとで、じっくり観察していられません。やはり、この時期は午前中にするか夜のホタルでも観察することにしましょう。
夏の終わりともなると華やかな花は多くありませんが、トモエソウやトリカブトが目を楽しませてくれました。
・ 9月24日(日)天気:快晴
この日も予定の18日が大雨になり急遽延期しましたが、日頃の行いがいい人ばかりなのかすっかり秋めいた風が吹く快晴のもと絶好の観察会日和となりました。 集合したメンバーは1台の乗用でトマンベツ園地に移動し、トド山まで逆コースで歩きました。ちょうど雷雨の後のせいかキノコが真っ盛り。美味しいキノコなのではと見えましたが、自信がないので採取は止めました。
今年の夏は暖かかったので、午後から向かった大沢口にはいまだにキツリフネやサラシナショウマが綺麗に咲いていました。アオダイショウも昼寝をむさぼっていました。
種 名 | 8月27日 | 9月24日 | 種 名 | 8月27日 | 9月24日 |
〔野鳥・動物〕 | 〔植物〕 | ||||
ゴジュウカラ | ○ | オオカメノキ | 赤実 | 赤実 | |
シジュウカラ | ○ | トリカブト | 花 | 花 | |
キジバト | ○ | キンミズヒキ | 花 | ||
アオダイショウ | ○ | ミズヒキ | 花 | 花 | |
ウラギンヒョウモン | ○ | ズダヤクシュ | 種 | ||
モンシロチョウ | ○ | ○ | キツリフネ | 花 | 花終わり |
〔植物〕 | ツリフネソウ | 花 | |||
ツルシキミ | 赤実 | トチバニンジン | 赤実 | 赤実 | |
メナモミ | 花 | ウツボグサ | 花終わり | ||
キヌガサギク | 花 | ツルニンジン | 蕾 | 実 | |
エゾゴマナ | 花 | ルイヨウショウマ | 実 | ||
ツルアジサイ | 花 | ネジバナ | 花 | ||
エゾアジサイ | 花終り | トモエソウ | 花 | 実 | |
エゾノコンギク | 花 | マイヅルソウ | 赤実 | ||
ヤブマメ | 花 | 実 | コウライテンナンショウ | 赤実 | |
サラシナショウマ | 花 | ユウゼンギク | 花 | ||
オオイチョウタケ | 子実体 | ミゾソバ | 花 | ||
ハマニセショウロ | 子実体 | ママコノシリヌグイ | 花 |
☆ 身近な公園でも北海道の自然を発見できる その2 ☆
前回紹介したエゾスズランの花が咲きました。ランとしては少し遅めの7月末から8月始めにご覧のような豪華な花が咲いていました。
今年の夏は昨年にも増して暑い日が続いて、地球温暖化の影響が現実のものになったかと不安になりましたが、こんな形でランの花の美しさに感動できるのも、暑さのせいかもしれないと複雑な気持ちになりました。
☆ 新発見の植物と思ったのは園芸種だった! ☆
前回えとぴりか188号において、観察会報告の6月19日の中でヒメヤブランを発見したと書きましたが、どうも野生種にしては華やかすぎる点から疑問を抱きました。
そこで写真を菅原文雄さん始めあちこちの専門家に見ていただいたところ、同じユリ科でもツルボ属の園芸種のシラー・カンパニュラタまたはシラー・ヒスパニカだろうと言うことになりました。
大沢口近くの喫茶「樹」のママさんから「自宅の庭に植えているので6月頃見においで」とお誘いを受けました。 それにしても、なぜ野幌森林公園のど真ん中の林の中に園芸種が出現するのか不思議です。何処かの誰かが植えて楽しんでいるのではないかと思われます。この森林公園は動植物を採集してもいけないですが、持ち込んでこれまでの生態系を壊すことはもっと困ったことだと思います。絶対やめましょう。
今回も、一番参考になった図鑑は手元にあった『コンパクト版原色牧野日本植物図鑑』でした。ところで、皆さんは俵浩三著『牧野植物図鑑の謎』という本をお読みになりましたか。牧野富太郎という現在までも頼りにされている植物分類学の権威が打ち込んだ、植物図鑑の製作。その過程での大変な苦労とライバル村越三千男の存在を知り、ドラマのような内容に楽しく読み通しました。
その本に書かれていたことには、この季節に野幌森林公園で見られるアケボノシュスランの学名が、牧野によってお世話になったマキシモウィッチ博士の名をつけてgoodyera
maximowicziana Makinoとなっていることも知って何だか親しみが増しました。
☆ エコファミリーになろう「我が家の環境大臣」 ☆
Let's Try エコライフ
あなたもエコファミリーになりませんか。今、環境省は「エコファミリー」を募集しています。エコファミリーとは、毎日の生活で環境にやさしい行動を心がけることを宣言した家族のこと。自分たちが、できることから楽しくエコライフに取り組んでいきましょう。
「我が家の環境大臣」とはエコファミリーのリーダーのこと。「我が家の環境大臣」は家族に呼びかけ、環境にやさしい行動をリードしていきます。
また、「我が家の環境大臣」には家族のリーダーとして環境大臣から任命証が発行されます。
※「我が家の環境大臣」には、子どもでもお父さんでも家族のどなたでもなれます。
みんなで話し合って決めて下さいね。
「我が家の環境大臣事業」では、仲間でグループを作って、自治体窓口に登録する団体登録もあります。ウチだけがやったって・・・。そんな風に思っていませんか?? そんなことはありません。多くの力が集まれば大きな成果につながります。仲間を誘ってみんなで楽しみながら取り組んでみましょう。
こんなことがエコライフ 30秒間だけ考えてみる 今のくらし、毎日の食事に困るようなことはないし、楽しくてイイ暮らしを送ってる。でも、「何か心にひっかかる」、と思ったことはありませんか。それは何でしょうか。30秒間だけ考えてみませんか。 元気の出るエコライフ 例えば、こんなことから 一家団らんで楽しい時間をすごすこと。旬の食べものや星空などで季節を感じること。友達や近所の人たちとフリーマーケットを開くこと・・・。 |
我が家の環境大臣へ エコファミリーに登録しよう!
登録方法 その1 団体登録
登録方法 その2 ウェブ登録
☆ 秋のパンダ募金は雨の中 ☆
10月10日の体育の日に円山動物園でパンダ募金を行いました。天候は朝から晴天で絶好の募金日よりのように見えました。少なくとも天気予報では、雨が降るようなことは一言も聞いていませんでした。
今回も『ボラナビ』のボランティア募集記事が掲載されたので、学生さんを中心にボランティアの申し込みが集まりました。
ボランティアさん13人とパンダクラブ会員7人の総勢20人にもなりましたので、余裕を持って正門と西門の2班に別れ、募金のお願いを呼びかけました。
特に今回ボランティア・クラブとして初めて参加した札幌北斗高校の8人は、全員で西門の班を担当していただき、小パンダの着ぐるみと一緒に頑張りました。 祝日とは言え秋のこの時期は家族連れの来園者もまばらで、正門を担当した大パンダの班では、ときおり通りかかる来園者を逃がすものかとお願いすると必ずと言っていいほどの確率で募金していただいていました。それだけ効率は良かったのも、来園者数が少ないためでしょう。
一方の西門は、自家用車で来園する家族が多いので、ひっきり無しに人出があったので、募金箱の音もすぐに賑やかになるほどでした。
ただ、11時を過ぎた頃から空の雲行きが怪しくなり、ポツリポツリとにわか雨が落ちてきたのです。西門には雨宿りする場所が狭いため、募金は一時中止して様子を見ることにしましたが、雨脚が一段と強く感じられるようになったため、西門はやむなく撤退することに。 こんな天候では来園者も少なくて、正門は雨のあがってきた午後からもサッパリだったので、予定より早く午後2時に終了しました。
今回の募金の合計は17,330円とやや残念な結果でしたが、これに前回の環境広場における募金338円を含め、世界の自然保護活動に役立てるためWWFJに送金しました。皆さんのお陰で、昭和57年11月3日以来の募金額合計は
2,101,035
円となりました。
今回募金活動に参加していただいたボランティアさんは、北星学園大学1年の八幡早苗さん、小井田文さん、そして札幌北斗高校ボランティア・クラブの葛間里花さん、岩本敬さん、木村彩香さん、赤田瑞紀さん、木村菜摘さん、岸本美里さん、松岡成美さん、水谷幸織さんの9名、そして木村寿男さん、暢浩さん親子とボラナビ倶楽部の村上さんも特別参加していただきました。今村さん、種市さん、長屋家4人と鈴木孝三さんも含めて、大変お疲れ様でした。
前回の募金の際に参加していただいたボランティアさんから「クリーニング代を募金以外から出した方がよいのでは」という意見があり、今回はパンダクラブ北海道の予算から支出しました。また、「動物を守るためということが解るような大きめの看板があると良い」という建設的な意見も参考にして、横長のプラカードを3枚作ってアピールしました。
今後もご感想ご意見をどんどんお寄せ下さい。活動に反映させていただきたいと思います。
== 編集後記 ============================================
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暑いと思っていた今年の夏も、あっと言う間に過ぎていき、気が
付いたら秋の気配。庭にカンタンの鳴き声、空には満月が青く
光っていました。
◇
この189号は秋の募金が終わるのを待って編集したので、発行
が遅くなりましたことをお詫びいたします。
今後の発行日も、このように臨機応変に前後させていただくこと
もあろうかと思いますので、あしからず。S.N.
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