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〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
人から人へ
親から子へ
自然のすばらしさ
大切さを伝えよう
え と ぴ り か
パンダクラブ北海道 2005年2月1日 E-Mail版 No.24
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○2月からの予定
○月例自然観察会報告 in
野幌
○2005年の年頭にあたって
○メガホン買いました!
○事務局長 長屋隆夫を悼む
○『北海道の自然』写真展の報告
◆会費納入のお願い
○決算報告および予算案
○年次総会のお知らせ
○年間行事予定(案)
☆ 2月からの予定 ☆
2月
6日(日)京都議定書発効記念フォーラム
[野幌公民館:午後1時半〜4時] :申
2月20日(日)自然観察会
[野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
引き続き例会
[自然ふれあい交流館:午後1時半〜午後2時半]
3月20日(日)自然観察会
[野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
4月17日(日)自然観察会
[野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申
引き続き例会
[自然ふれあい交流館:午後1時半〜午後2時半]
※参加申し込みは下記まで
代表 長屋 貞夫:FAX&TEL
(011)384-0801
[自然観察会について]
冬の森林公園は歩くスキーのメッカです。防寒の用意をしてご参加ください。参加無料。小雪なら決行ですが、悪天候の場合は次の日曜日に延期。
・日時:2月20日(日)、3月20日(日)、4月17日(日)
午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場9:30集合
JRバス新札幌駅南レーン乗り場(2)19系統9時10分発の立命館慶祥高校行きで終点
・持ち物:弁当、コンパス、メモ帳、防寒具、双眼鏡やカメラ、歩くスキーかカンジキ
[『京都認定書発効記念フォーラム』のご案内]
地球温暖化を防止するための数値目標を設定した国際条約である京都議定書が、2月16日発効することになりました。これを記念するフォーラムがあります。
・
日 時:2月6日(日)午後1時半〜午後4時
・
場 所:江別市野幌公民館 研修室5号 (江別市野幌町13−6)
・
内 容:『地球温暖化対策に役立つアイディア』発表
記念講演会「みんなですすめる地球温暖化対策」
・
講 師:京都省エネルギーラベルキャンペーン事務局 伊東真吾氏
☆ 月例自然観察会報告in 野幌 ☆
・12月26日(日)天気:晴れ
この12月は19日に開催する予定でした観察会は都合により、1週間延期しました。野幌は連日の降雪により50〜60cmの積雪が朝日に輝いていました。
枝に積もった雪が重たそう。台風で折れかかっていた木が、雪の重さに耐えられず折れたり倒れたりして、あちこちで道を通せんぼしていました。まだ台風の傷が癒えていません。
倒木を片づけるため、大型トラックがトマンベツ園地前を走っていきました。森林公園をご利用の方は注意してください。
・ 1月16日(日)天気:曇り
今年の野幌は例年以上に積雪量が多く、この前の週も数十センチの降雪があったため、歩くスキーは欠かせない観察会と覚悟していきました。ただ遊歩道の大部分は、倒木整理のためのブルドーザーが除雪していました。
前回、通せんぼしていた大木もきれいに片づいていましたが、雪は堅く締まっていたため、参加者たちは皆思いっきり転んでおしりを痛くしたので、途中でスキーをあきらめて歩くことにしました。
ゴジュウカラをはじめとした小鳥たちは、寒さにもめげず梢を飛び回っていましたが、この厳寒の時期にエサが足りているのだろうか、特に今年は木々が倒れてしまったためクマゲラも住み家の大木が残っているだろうかと心配しながら観察しました。
種 名 | 12月26日 | 1月16日 |
〔野鳥・動物〕 | ||
ミヤマカケス | ○ | |
マヒワ | ○ | |
ハシブトガラ | ○ | ○ |
ゴジュウカラ | ○ | ○ |
コゲラ | ○ | |
アカゲラ | ○ | ○ |
ヤマゲラ | ○ | |
オオアカゲラ | ○ | |
ヒヨドリ | ○ | ○ |
ハシブトガラス | ○ | |
ウソ | ○ | ○ |
キタキツネ | 足跡 | 足跡 |
エゾユキウサギ | 足跡 | 足跡 |
☆ 2005年の年頭にあたって ☆
長屋貞夫
2005年もあっという間に、1月が過ぎてしまいましたが、厳しい寒さの中皆様いかがお過ごしでしょうか。
ふり返ってみますと昨年は自然災害の多い1年であつたと思います。新潟の地震は防ぎようがないとしても、日本に上陸した台風が過去最高の10個になったことや、年末のインドネシアのスマトラ島沖地震に伴う大津波が周辺各国で膨大な被害を発生させたことに正月早々驚かされました。
去年は春先から暖かく、夏も北海道としては異常とも言える蒸し暑さでした。田んぼの稲も順調に生育して8月上旬までは大豊作を期待していたのですが、9月8日の台風18号による強風で、稲がなぎ倒されたりソバの実を落としたと聞きます。
倉庫の屋根やトマトなどのビニールハウスも沢山飛ばされて、大変な被害となりました。
数日後に私は野幌森林公園に行ってみましたが、直径1m以上の大木が根こそぎ倒れて、遊歩道をふさぐ状態でした。
こんな50年に一度の大型台風の原因は、全て地球温暖化による影響とは思いませんが、海水温の上昇により台風の勢力が落ちなかったとも聞いています。
そして12月26日に起きた大津波は、地球温暖化による海面上昇が予想以上の被害を引き起こしたことは確実です。これらの国の海岸が、比較的低所得層の高人口密度地帯であったことも被害を大きくしました。観光収入を当てにしている国々にとっては、海岸のホテルやペンション街は外貨稼ぎの重要な地域として、これからも大切なドル箱でしょうから、今後は他の国でも津波や高潮の被害が予想以上に拡大すると考えられます。
地球温暖化を我々自身の生活の事として関心を持って対応していきたいものです。
募金活動等に欠かせない道具でありながら、いつもレンタルショップで借りていたため、毎回
3,000円弱の経費支出を伴っていたメガホン(拡声器)を約1万円でパンダクラブ北海道の備品として購入しました。
これで毎回の出費と手続きに要する時間が省け、急な日程変更にも対応できることとなりました。
今後は募金活動以外に、キャンプや観察会(あまり大きな音を出すと野鳥や動物も逃げ出すので集合場所のみ)などでも使い道は出てきます。会員の皆さんにも貸し出しますので、事務局あてに連絡ください。
☆ 事務局長 長屋隆夫を悼む ☆
これまでパンダクラブ北海道の事務局長として活動し、野の花をこよなく愛して止まなかった父長屋隆夫が、去る12月17日に永眠しました。享年78歳。
父は春と秋のパンダ募金にはもちろんのこと、主に夏場は野幌森林公園の自然観察会に中心的なメンバーとして参加し、また個人的にも毎週のように森林を歩きながら、愛用のキャノンEOSを駆使して数々の名作を残して来ました。
この写真撮影の趣味は若い頃から得意としていたようですが、本格的に野の花に集中したのは、60歳で定年退職後のこと。当時住んでいた十勝管内大樹町の野山を歩き回りながら、美しい花を眺めたり珍しい種類を発見したりと楽しんでいたようです。
札幌に転居してからも野幌の花に魅せられ、一度撮影を始めたら何十分でも座り込んでしまうほどの熱心さでした。そのほか、大雪山をはじめ道内外を旅行するのが趣味で、重いカメラをカバンに詰め込んで嬉々として出かけていました。
一昨年まで毎年のようにスライド映写会を開催したり、数回にわたり写真展を開いて野の花の美しさを紹介していました。去る11月8日から13日まで月寒のギャラリー喫茶パレロワイヤルさんで、1週間の写真展を開いていたことは記憶に新しいところです。
その直後11月19日に体調を崩して入院。脳出血と肺繊維症を併発し、入院期間が1ヶ月足らずで帰らぬ人と成りました。
長い間事務局長としての苦労に感謝するとともに、会員の皆様には生前故人へ寄せられましたご芳情に厚く御礼申し上げる次第です。なお今後は事務局長を長屋英子に一時委託、次期総会にて正式に選任したいと考えています。
代表 長屋貞夫 記
☆ 『北海道の自然』写真展の報告 ☆
パンダクラブ北海道が主催して、2004年を締めくくる写真展を開催しました。
菅原文雄さん、小林義郎さん、種市国和さん、長屋貞夫さんの写真20点以上をギャラリーの壁一面に並べました。
特に小林義郎さんの写真は目新しい作品ばかり。中でもシマフクロウの大きな写真には圧倒されました。今回の11月から12月までの写真展では、パンダ募金の募金箱とWWFやパンダクラブ北海道のチラシを置いておきましたので、トータル610円の募金が集まり、活動のアピールにもなったと思います。
会場を無料で貸していただいた喫茶パレロワイヤルさんには心から感謝申し上げます。
◇■ 会費納入のお願い ■◇
次年度会費を納入していただいた方には粗品をプレゼントさせていただきます。
パンダクラブ北海道の会計年度は1月〜12月です。パンダクラブ北海道の募金活動や観察会,会報の印刷,発送などは、皆さんの会費で運営されています。
〔振り込み先〕 | 〔年会費〕 | |
郵便振替 02780-1-25455 | ・家族会員 | ¥3,000 |
名義 パンダクラブ北海道 | ・個人会員 | ¥2,500 |
・ジュニア会員(中学生迄) | ¥1,000 | |
・オンライン会員 | ¥1,000 |
No | 会員名 | 年度 | No | 会員名 | 年度 | No | 会員名 | 年度 |
1 | 長屋 貞夫 | 05 | 8 | 佐伯 昌夫 | 04 | 15 | 高橋俊男 | 03 |
2 | 菅原 邦治 | 05 | 9 | 鴫野 貞隆 | 04 | 16 | 吉田奈恵美 | 03 |
3 | 前野 和利 | 05 | 10 | 新田 紀敏 | 04 | 17 | 小林聡史 | 03 |
4 | 今村 敏郎 | 05 | 11 | 渡辺 紀久雄 | 04 | 18 | 小林保則 | 03 |
5 | 藤森 章子 | 05 | 12 | 松山 潤 | 04 | 19 | 谷津弘子 | 03 |
6 | 長屋 英子 | 05 | 13 | 神田 隆 | 04 | 20 | ||
7 | 種市 国和 | 05 | 14 | 岩谷 隆博 | 04 | 21 |
☆ 決算報告および予算案 ☆
(1)2004年度決算報告 | ||||||
・収入の部 | ||||||
項 目 |
実績(円) |
計画(円) |
差し引き(円) |
備 考 | ||
会費 |
35,000 |
44,500 |
-9,500 |
|||
個人(@2,500*4) |
10,000 |
12,500 |
-2,500 |
|||
家族(@3,000*8) |
24,000 |
30,000 |
-6,000 |
|||
オンライン(@1,000*1) |
1,000 |
2,000 |
-1,000 |
|||
カンパ |
7,300 |
0 |
7,300 |
|||
雑収入(利子等) |
1 |
0 |
1 |
貯金利子 | ||
前年より繰り越し |
663 |
663 |
0 |
|||
合 計 |
42,964 |
45,163 |
-2,199 |
|||
・支出の部 | ||||||
項 目 |
実績(円) |
計画(円) |
差し引き(円) |
備 考 | ||
印刷費 |
3,074 |
8,000 |
-4926 |
No.179〜184他 | ||
郵送費 |
24,820 |
27,000 |
-2,180 |
同上 | ||
募金経費 |
0 |
500 |
-500 |
|||
行事費 |
12,546 |
7,000 |
5,546 |
メガホン購入等 | ||
負担金 |
2,000 |
2,000 |
0 |
環境広場 | ||
事務費・雑費 |
0 |
500 |
-500 |
|||
繰越金及び予備費 |
524 |
163 |
361 |
|||
合 計 |
42,964 |
45,163 |
-2,199 |
|||
(2)会計監査報告 | ||||||
金銭出納簿、領収書等関係書類を精査いたしましたところ、上記決算報告のとおり相違ありませんでしたので、ここに報告いたします。 2005年1月16日 会計監査 高橋 俊男 | ||||||
(3)2005年度 予算案 | ||||||
収入の部(円) |
支出の部(円) |
|||||
会費 |
44,500 |
印刷費 |
8,000 |
|||
個人(@2,500*5) |
12,500 |
郵送費 |
27,000 |
|||
家族(@3,000*10) |
30,000 |
募金経費 |
500 |
|||
オンライン(@1,000*2) |
2,000 |
行事費 |
7,000 |
保険は無理? | ||
負担金 |
2,000 |
|||||
事務費・雑費 |
500 |
|||||
前年より繰り越し |
524 |
予備費 |
24 |
|||
合 計 |
45,024 |
合 計 |
45,024 |
レジャー保険加入は予算的に無理となりました。会費の早期納入を!!
☆ 年次総会のお知らせ ☆
2005年度総会を次の予定で開催します。決算報告、予算案、年間行事予定等を含め、パンダクラブ北海道の将来について語り合いたいと思う会員の皆さんはできるだけ御参加ください。不参加の場合は、議決に同意したものと見なされます。
・日時:平成17年2月20日(日)午後1時30分〜3時
・場所:喫茶 樹(じゅ) 江別市文京台南町60−25 Tel:(011)
387−1549
交通機関:新札幌駅ターミナル (10)番 12:45発夕鉄バス大沢公園入口停留所から徒歩3分
☆ 年間行事予定(案) ☆ (『 』はパンダクラブ北海道として参加する行事)
今後の行事を計画しました。ただし、他の行事とのからみで、中止する場合もありますのでご注意下さい。ツアーの計画等のアイディアやご意見をお寄せ下さい。
2005年
4月:17日自然観察会
5月:4日か5日パンダ募金〔円山動物園〕,
22日自然観察会
6月:19日自然観察会, 25日〜26日『江別環境広場'05
』
7月:24日自然観察会
8月:6〜7日ファミリーキャンプ,
21日自然観察会
9月:18日自然観察会
10月:9日か10日パンダ募金〔円山動物園〕,23日自然観察会
11月:20日自然観察会
12月:18日自然観察会
2006年
1月:22日自然観察会
2月:19日自然観察会,年次総会
3月:12日『クマゲラ一斉調査』,19日自然観察会
4月:16日自然観察会
5月:4日か5日パンダ募金〔円山動物園〕,
21日自然観察会
6月:18日自然観察会, 24日〜25日『江別環境広場'06
』
7月:23日自然観察会
8月:12〜13日ファミリーキャンプ,
20日自然観察会
9月:17日自然観察会
10月:8日か9日パンダ募金〔円山動物園〕,22日自然観察会
11月:19日自然観察会
12月:17日自然観察会
2007年
1月:21日自然観察会
2月:18日自然観察会,年次総会
3月:11日『クマゲラ一斉調査』,18日自然観察会
== 編集後記 ============================================
◇前号の観察会案内にミスプリがありました。12月の野幌に紅葉
は存在しませんよね。
N.S.
◇連日の雪で森のえさが見つけ難いのでしょうか、自宅のバードテ
ーブルには、例年のようにシジュウカラやハシブトガラが可憐な姿
を見せてくれています。
M.E.
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