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  〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
 
       人から人へ
         親から子へ
           自然のすばらしさ
           大切さを伝えよう
 
       え  と  ぴ  り  か
 
 
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○2月からの予定
○野幌自然観察会について
○「江別地球温暖化対策地域協議会」設立総会について
○「いちばん大事なこと」を考える
○決算報告および予算案
○年次総会のお知らせ
○年間行事予定(案)
○『クマゲラ一斉調査』のご案内

 


 

☆2月からの予定 ☆

2月15日(日)自然観察会〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕:申 
引き続き年次総会〔喫茶「樹」:午後1時半〜〕

2月22日(日)「江別地球温暖化対策地域協」設立総会〔野幌公民館午後1時30分〕

3月14日(日)クマゲラ一斉調査〔北海道開拓記念館:午前9時集合〕

3月21日(日)自然観察会〔野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合〕:申
 
※参加申し込みは下記まで
 代表 長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
[自然観察会について]
歩くスキーやカンジキを用意して、真冬の森を楽しみましょう。参加無料。小雪決行。
・日時:2月15日(日)と3月21日(日) 午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場
JRバス新札幌駅南レーン乗り場@15系統9時17分発の立命館慶祥高校行きで終点
・持ち物:弁当,コンパス,メモ帳,防寒具,
双眼鏡やカメラ,カンジキまたは歩くスキー

 
[「江別地球温暖化対策地域協議会」設立総会について]
江別市に「地球温暖化対策地域協議会」ができることになりました。設立を記念して講演会を次の予定で行います。皆さん,多数ご参加下さい。
・場 所:江別市野幌公民館 2階研修室3号
・日 時:平成16年2月22日(日)午後1時30分〜午後3時30分
・講 演:「地球温暖化対策地域協議会の現状・役割について」
・講 師:北海道環境財団 谷村公伸さん


 

月例自然観察会報告in 野幌

・12月14日(日)天気:晴れ
 この日は朝から快晴無風。気温が低いので空気が澄んで爽やかな一日でした。積雪も10cm程度なので、長靴でも観察に支障はありませんでしたが、今シーズン最初のスキーを楽しむことにしました。
 残念ながら野鳥たちの出演が少なくて寂しい森でした。このところ危険木の伐採作業により森の姿がすっかり変わってしまったため、小鳥も戸惑っているのではと思いました。

・1月18日(日)天気:晴れ
 数日前の大雪で、スキーの踏み後も無い新雪の上に道を作っていきました。アカゲラやハシブトガラなどの留鳥に混じってツグミなどの冬鳥の声も聞こえ、エゾユキウサギの足跡が縦横無尽に走り回っていてにぎやかな森でした。
 それにしても木々の梢に降り積もった新雪は、キラキラと輝いて目が痛くなるくらいでした。先日の猛吹雪は、道路も線路も飛行場も埋め尽くし私たちの生活に多大な被害をもたらしましたが、全てのものを銀色の布で覆いかくしてしまう美しい魔力も持つことを改めて気づかされました。

種   名

12月14日

1月18日

種   名

12月14日

1月
18日

〔野鳥・動物〕

   

〔植物〕 厳冬

   

トビ     

 

イタヤカエデ

   

ミヤマカケス

オオウバユリ

   

ヒヨドリ    

 

アオダモ
 

ハシブトガラス

     

ハシブトガラ  

     

ヤマガラ

 

     

シマエナガ

 

     

ゴジュウカラ

 

     

ウソ

       

ツグミ

     

アカゲラ

 

     

コゲラ

     

キクイタダキ

       

キタキバシリ

 

     

エゾユキウサギ

  足跡、糞    

 

エゾリス

足跡 足跡      

キタキツネ

足跡 足跡      

 

 

江別環境学習会「地球温暖化について」の報告

 長屋貞夫

 去る12月7日、野幌公民館で、環境学習会がありました。これは江別市に地球温暖化防止地域協議会を立ち上げる目的の会合でもありました。


(1)講演「ボルネオからの温暖化防止メッセージ」

まず北海道地球温暖化防止活動推進員の岩井尚人さんの講演がありました。彼は1998年7月に会社の有給休暇を利用して、マレーシアのボルネオ島のジャングルに入り、熱帯雨林を調査してきたとのこと。その森が企業的焼き畑によりヤシ畑になっていた様子をスライドを使って説明してくださいました。
このヤシからはヤシ油が作られて日本をはじめとする海外へ輸出されて、外貨を稼ぐ大がかりなプランテーションです。そのヤシ油からは「自然にやさしい洗剤」や「健康によいマーガリン」などたくさんの商品が作られていて、私達日本人には欠かせない原料になっているということです。これは現在の大量消費と商業主義を象徴しています。
問題なのは、このヤシ畑のために伐られた熱帯雨林は、現地住民の生活に欠かせないものだったのです。開発企業はその森を焼いて造られたヤシ畑から採れるだけヤシを収穫したら、次の森を焼いて畑にするのです。
説明してくれたリーダーは「これまで森は惜しみなく食料や生活物資を与えてくれたが、もうおしまいだ。あとは子供達のために残しておいてほしい。」と言っています。
このメッセージとともに、公平公正な商業、フェアトレードを日本人に望んでいたとのことでした。


(2)井戸端会議 「考えよう!家庭でできる温暖化防止」

進行役の岡崎朱実さんも北海道地球温暖化防止活動推進員ですが、いつも江別環境広場の中心人物として有名です。
今回は、地球温暖化防止のために私達の生活の中で何が出来るかを、省エネルギーの面から考えました。特に家庭電気製品は、その機種ごとに省エネ性能が違い、近年はメーカーもその省エネ性能を「売り」とする新製品もたくさん出てきました。
例えば消費電力の大きい電化製品として、暖房便座と冷蔵庫があります。財団法人省エネルギーセンターは、「省エネラベリング制度」により、メーカーを競わせています。今度買うときにはカタログの省エネ基準達成率を確認して買うようにしたいものです。
今回の学習会で感じたことは、「私一人くらいやらなくても…」という考え方では地球温暖化防止は進まないということ。私達一人一人が、出来ることは何かをそれぞれが考えなければならないと思いました。

 

☆ 「いちばん大事なこと」を考える ☆

長屋貞夫

新年おめでとうございます。正月休みに一冊は本を読もうと思い、「バカの壁」で一躍人気作家となった養老孟司氏が書いたこの環境論を手に取りました。一言で感想を言えば、生き方を変えるほどのパンチ力があり、まさに目から鱗が落ちるとはこのことです。
もともと解剖学を専門とする医者ですが、どちらかというと昆虫集めが本業のような養老氏がこの本で言っているように、環境問題ほど難しくややこしい問題はありません。
田んぼの側溝をコンクリート化したことにより、メダカが絶滅しそうになったり、日本のトキが絶滅してしまったりと、自然という偉大なシステムをこれまで破壊し続けてきたことに深く反省するばかりです。トキが絶滅したことが私達の生活にどう関係しているかとは愚問です。「自然は人間の手では創り出せないもの」だから守らなければならないのです。自然というものは計り知れないシステムだから、人間が予想したこと以上の現象が発生します。巡り巡って人の生活にどんな影響が出るか判りません。
都会人は人工的な環境に住むため、自然の一部である自分の身体に不調を起こしやすい。このストレスを解消するため、人は自然に帰ろうとします。森の中を歩いたり山に登って、身体が自然と一体になることで爽やかな気分になれるのは、人の身体もまさに自然の産物だからです。
この自然は、あらゆる生物や気象条件や地象環境が複雑にからみ合ってできていて、どこかをいじれば何が起こるか予想が付きません。人間は科学技術が発達していけば、自然現象を予測したり管理していけると考えてきたかも知れない。しかし、地震の予報はまだほとんど不可能ですし、一年間の長期気象予報でさえ昨年ははずれました。まして、ある昆虫が一種類の植物を餌として依存しながら、花粉や種の分散を手伝っていたりする関係の全てが把握できるはずもないのに、簡単に殺虫剤や除草剤を使ってきたのです。
しかし、一方で「自然にはいっさい手を付けないで放置すべきである。」とする絶対主義でも、人間は生きていけません。これまでの食料生産が、少なからず自然を手なずけながら農林水産業を発達させて、自然のおこぼれを頂戴してきたのも事実だからです。
地球温暖化などという環境問題が複雑だからこそ、今いちばん大事なこととして各個人が意識して自覚を持った行動をすべき時です。

 

☆決算報告および予算案☆

(1)2003年度決算報告

・収入の部

項 目

実績(円)

計画(円)

差し引き(円)

備 考

会費

34,500

44,500

-10,000

 個人(@2,500*3)

7,500

12,500

-5,000

 家族(@3,000*8)

24,000

30,000

-6,000

 オンライン(@1,000*3)

3,000

2,000 

1,000

カンパ

7,350

0

7,350

雑収入(利子等)

5,001

0

5,001

チラシ掲載費

前年より繰り越し

4,640

4,640

0

合 計

51,491

49,140

2,351

 

・支出の部

項 目

実績(円)

計画(円)

差し引き(円)

備 考

印刷費

7,868

7,000

868

No.173〜178他

郵送費

26,950

30,000

-3,050

同上

募金経費

0

5,000

-5,000

 

行事費

13,800

4,000

9,800

傷害保険

負担金

2,000

2,000

0

環境広場

事務費・雑費

210

500

-290

振込手数料

繰越金及び予備費

663

240

423

 

合 計

51,491

49,140

5,149

 

(2)会計監査報告

金銭出納簿、領収書等関係書類を精査いたしましたところ、上記決算報告のとおり

相違ありませんでしたので、ここに報告いたします。

2004年1月18日

 

 

会計監査

高橋 俊男

(3)2004年度 予算案

収入の部(円)

支出の部(円)

 

会費

44,500

印刷費

8,000

 

 個人(@2,500*5)

12,500

郵送費

27,000

 

 家族(@3,000*10)

30,000

募金経費

500

 

 オンライン(@1,000*2)

2,000

行事費

7,000

保険は無理?

負担金

2,000

 

事務費・雑費

500

 

前年より繰り越し

663

予備費

163

 

合 計

45,163

合 計

45,163

 

レジャー保険(観察会など行事のための保険)加入が難しい予算になりました。会費納入を!!

<年次総会のお知らせ>

  2004年度総会を次の予定で開催します。決算報告、予算案、年間行事予定等を含め、

パンダクラブ北海道の将来について語り合いたいと思う会員の皆さんはできるだけ御参加ください。不参加の場合は、議決に同意したものと見なされます。

・日時:平成16年2月15日(日)午後1時30分〜3時
・場所:喫茶 樹(じゅ) 江別市文京台南町60−25
(011) 387−1549

交通機関:新札幌駅ターミナル I番 12:45夕鉄バス大沢公園入口停留所から徒歩3分

年間行事予定(案)(『 』はパンダクラブ北海道として参加する行事

今後の行事を計画しました。ただし、他の行事とのからみで、中止する場合もありますのでご注意下さい。ツアーの計画等のアイディアやご意見をお寄せ下さい。

2004年4月:18日自然観察会

   5月:5日パンダ募金〔円山動物園〕, 16日自然観察会

   6月:20日自然観察会, 26日〜27日『江別環境広場'04

   7月:18日自然観察会

   8月:7〜8日ファミリーキャンプ, 15日自然観察会

   9月:19日自然観察会

   10月:11日パンダ募金〔円山動物園〕,17日自然観察会

   11月:21日自然観察会

   12月:19日自然観察会

2005年1月:16日自然観察会

   2月:20日自然観察会,年次総会

   3月:13日『クマゲラ一斉調査』,20日自然観察会

4月:17日自然観察会

   5月:4日か5日パンダ募金〔円山動物園〕, 22日自然観察会

   6月:19日自然観察会, 25日〜26日『江別環境広場'05

   7月:24日自然観察会

   8月:6日ファミリーキャンプ, 21日自然観察会

   9月:18日自然観察会

   10月:日か10日パンダ募金〔円山動物園〕,23日自然観察会

   11月:20日自然観察会

   12月:18日自然観察会

2006年1月:22日自然観察会

   2月:19日自然観察会,年次総会

   

3月:12日『クマゲラ一斉調査』,19日自然観察会

 ☆『クマゲラ一斉調査』のご案内

  野幌森林公園を守る会主催で、天然記念物クマゲラの生息調査が行われます。どこ

 で出会えるか、お楽しみ。初めて参加される方もベテランと組みますのでOK!

 ・日時:3月14日(日)午前9時集合

 ・集合場所:北海道開拓記念館

 ・持ち物:昼食,防寒具,コンパス,メモ帳,

   双眼鏡やカメラ,歩くスキーかカンジキ

Cえとぴりか発送先会員一覧     2004年1月18日現在

  会員

 年度

 

 

  会員

 年度

 

 

  会員

 年度

 

新田 紀敏

 04

 11

今村 敏郎

 04

 21

 橘井 公子

 01

 

長屋 貞夫

 04

 12

 種市 国和

 03

 22

 原島 和子

 01

 

鴫野 貞隆

 04

 13

菅原 邦治

 03

 23

 金井 博子

 01

 

前野 和利

 04

 14

岩谷 隆博

 03

 24

沢部 勝

 01

 

佐伯 昌夫

 04

 15

 吉田 奈恵美

 03

 25

宮田 浩秋

 01

 

長屋 隆夫

 04

 16

高橋 俊男

 03

 

 

丹野 美智子

 04

 17

小林 聡史

 03

 

 

渡辺 紀久雄

 04

 18

小林 保則

 03

 

 

神田 隆

 04

 19

矢萩 浩一

 02

 

 10

松山 

 04

 20

藤森 章子

 02

 

会費納入のお願い

 パンダクラブ北海道の会計年度は1月〜12月です。2004年度会費の納入をお願いします。2,500円以上納入していただいた方に、パンダクラブ北海道オリジナルの2004年カレンダーを差し上げます。

上の会員一覧の年度の欄で「0103」の方は今年度会費が未納です。これと入れ違いに納入された方はご容赦ください。

サンカヨウ

 

 

 



== 編集後記 ============================================

・ 先日、真冬の帯広を訪ねる機会がありました。空が抜けるように青く、
どこまでも白い大平原が広がっていました。
・ 氷祭りでにぎわう緑ヶ丘公園にある帯広百年記念館では、十勝地方の
自然や歴史が楽しみなから学べます。入口にあるマンモスの模型に子供達
はビックリ。私は展示してある豆の品種標本の多さに圧倒されました。     

N.S

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 えとぴりか E-Mail版 
  発行:パンダクラブ北海道 
 
 〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303
       事務局:長屋 隆夫 方
       代   表:長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
 年会費:家族会員            ¥3,000
      個人会員            ¥2,500
      ジュニア会員(中学生まで)  ¥1,000
      オンライン会員         ¥1,000
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