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  〜 動物と自然が好きなあなたへのメッセージ 〜
 
       人から人へ
         親から子へ
           自然のすばらしさ
           大切さを伝えよう
 
       え  と  ぴ  り  か
 
 パンダクラブ北海道 2003年1月31日 E-Mail版 No.12
 
パンダクラブ北海道は、地球規模の自然保護活動を行ってい
るWWF(世界自然保護基金)を支援するため設立された団体です。
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目次
○2月からの予定
○月例自然観察会報告 in 野幌
○宇宙船地球号の未来は?
○年間行事予定(案)
◇クマゲラ一斉調査のご案内
○えとぴりか送付先会員一覧
 ・会費納入のお願い
 ・寄贈先
○『江別環境アンケート』報告会について
○決算報告及び予算案について

 


 

 

☆ 2月からの予定 ☆
 2月16日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申 
 
  3月 9日(日)『クマゲラ一斉調査』
 [北海道開拓記念館:午前9時集合]
 
  3月23日(日)自然観察会
 [野幌森林公園トド山口駐車場:午前9時半集合]:申 
 
※参加申し込みは下記まで
 代表 長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
[自然観察会について]
  野幌森林公園の冬は野鳥の季節です。歩くスキーやカンジキを用意して、厳冬期の自然を楽しみましょう。参加無料。小雪決行ですが、悪天候の場合は次の日曜日に延期です。

・日時:2月16日(日)3月23日(日)  午前9時半より午後1時まで
・集合場所:野幌森林公園トド山口駐車場9:30集合
                JRバス新札幌駅南レーン乗り場(1)15系統 9時17分発の立命館慶祥高校行きで終点
・持ち物:弁当、コンパス、メモ帳、カンジキか歩くスキー、双眼鏡やカメラ、防寒具
 
[ 年次総会お知らせ ]
  2003年度総会を次の予定で開催します。決算報告、予算案、年間行事予定等を含め、パンダクラブ北海道の将来について語り合いたいと思う会員の皆さんはできるだけ御参加ください。不参加の場合は、議決に同意したものと見なされます。

・ 日  時:平成15年2月16日(日)午後1時30分
・ 場  所:喫茶 樹(じゅ)江別市文京台南町60−25 Tel(011) 387−1549
・ 交通機関:新札幌駅ターミナル乗り場(10)12時45分発夕鉄バス大沢公園入口停留所から徒歩3分


 

月例自然観察会報告in 野幌

・12月15日(日)天気:曇り

 積雪10cmと少なめだったので最初はツボ足で出発しましたが、スキーの方が楽だろうと思い直して歩くスキーで回りました。

ところがトマンベツコースも中央線にもロープが張られ、「倒木が危険なので立ち入り禁止」と看板が出ていました。石狩森林管理署としては、万が一にも通行人に当たったら責任問題となるので、近々伐採する予定であると聞いています。

 参加した種市さんも「途中の『No.36』直径50cmのトドマツは、元気そうで倒れそうもないのに何故伐る必要があるのか。」と話していました。

・ 1月26日(日)天気:曇り時々晴れ

 当初予定していた19日は、スタッフが風邪をひいたため26日に延期しました。

 今年の冬も遊歩道には1m以上の雪が積もり、歩くスキーコースとしては絶好の雪質と環境がそろっているのか、何人かのスキーヤーが来ていました。

 そろそろ日差しが強くなってきたため、小鳥たちの動きも活発で、アカゲラやヤマゲラも、そこかしこでトントンと大工仕事のような軽快な音をたてて突っ付いていました。

種   名

12月15日

1月26日

種   名

12月15日

1月26日

〔野鳥・動物〕

 


 


〔野鳥・動物〕

 


 


トビ

 


シジュウカラ

 


ミヤマカケス

 


ヒレンジャク

ヒヨドリ    

ヤマゲラ

 


ツグミ

エゾリス

 


足跡

ゴジュウカラ

 


キタキツネ

足跡

足跡

ヤマガラ

 


エゾユキウサギ

足跡

足跡、糞

ウソ

 


 


 


 


キバシリ

 


〔植物〕厳冬期

 


 


キクイタダキ

 


ホウノキ

 


 


ハシブトガラ

オオカメノキ

 


 


コゲラ

 


アオダモ

 


アカゲラ    

キタコブシ

 


 


 

宇宙船「地球号」の未来は?

長屋貞夫

 21世紀となって早くも2年目の今年は、日本経済が低迷を続ける中で、世界情勢も一段とキナ臭くなり、中東ではいつ戦争が起きてもおかしくない状態です。こんな2003年の年頭にあたり、私達のできることについて考えました。

現在のWWFの自然保護活動は、世界各地の戦乱のたびに繰り返される環境破壊をくい止めたり、食料不足が拡がる地域で絶滅しそうな野生動植物を保護することにも、かなりの部分が費やされています。

だからといって、私達のような政治力も経済力も乏しい一般市民には、一体何ができるのでしょうか。毎日テレビや新聞のニュースに振れるたびに、こんな虚しさを感じてしまいます。私達の住む小さな宇宙船「地球号」は、人間の自己中心主義的な行動の結果、ゴミだらけの砂漠の星になってしまうのでしょうか。

これまでの人間活動が作り出した環境破壊の規模は、「地球号」が経験したこれまでの環境変化の中では、大隕石の落下に次いで大規模なものかもしれません。一度増え出した二酸化炭素は直ぐに元通りに減りそうもないですし、温暖化へのエスカレーターは簡単には止められません。

しかし皆さん、そんな「地球号」の未来をあきらめないでください。これまでの生物界を見わたした時、他の全ての生物も人間と同じように、生きるためと子孫の繁栄のために、自己中心主義的な行動を繰り返してきました。ただ人間だけが「このままではいけない」ということに気付いたのですから。

では私達にできることは何でしょう。今までの生活習慣を見直すことから始めて見てはどうでしょうか。

例えば、便利だからと使っている自家用車は、本当に必要な乗り物でしょうか。北海道の冬道を恐る恐る走りながら、私はいつもそう感じています。時速10km以上では、人間がコントロールできる乗り物ではありません。タイヤの摩擦抵抗が小さい圧雪路面で止まりたい瞬間に止まれない乗り物を、「実用化した」と宣言して公道を走らせてはいけないと思います。いくら排ガスから二酸化炭素を減らしたり、電気自動車に切り替えても、人命を奪う危険性に変わりがありません。このような危険性を認めている道路交通システムそのものに問題があると言えるのです。

この自動車のように人間の経済活動や産業活動の大部分には、人命を奪う危険性と抱き合わせで成長してきたのです。その根本を見直す時期が来ていると言えます。工場や工事現場で見かける『安全第一』という言葉は、「経済性や効率よりも安全を最優先に!」という意味です。宇宙船「地球号」も『安全第一』をモットーにして、環境保護を重視して生きて行きたいものです。そんなことを考えながら、今日も自家用車を使っている私です。

そしてどんな環境変化が起こっても、その環境に順応した生物が生き残るという点でも、そんなに「地球号」は悲観したものではないかもしれません。その生き残りに人間が入っている保証はできませんが・・・。

(2003/01/04)

年間行事予定(案)   (『 』はパンダクラブ北海道として参加する行事)

 今後の行事を計画しました。ただし、他の行事とのからみで、中止する場合もありますのでご注意下さい。ツアーの計画等のアイディアやご意見をお寄せ下さい。

2003 4月:20日自然観察会

5月:4日か5日パンダ募金〔円山動物園〕、 18日自然観察会

6月:15日自然観察会、 28日〜29日『江別環境広場'03

7月:20日自然観察会

8月:910日ファミリーキャンプ、 17日自然観察会

9月:14日自然観察会

10月:12日か13日パンダ募金〔円山動物園〕、19日自然観察会

11月:16日自然観察会

12月:14日自然観察会

2004 1月:18日自然観察会

2月:15日自然観察会、年次総会

3月:14日『クマゲラ一斉調査』、21日自然観察会

4月:18日自然観察会

5月:4日か5日パンダ募金〔円山動物園〕、 16日自然観察会

6月:20日自然観察会、 26日〜27日『江別環境広場'04

7月:18日自然観察会

8月:78日ファミリーキャンプ、 15日自然観察会

9月:19日自然観察会

10月:10日か11日パンダ募金〔円山動物園〕、17日自然観察会

11月:21日自然観察会

12月:19日自然観察会

2005 1月:16日自然観察会

2月:20日自然観察会、年次総会

 


◆□ 『クマゲラ一斉調査』のご案内 □◆

  野幌森林公園を守る会主催で、天然記念物クマゲラの生息調査が行われます。どこで出会えるか、お楽しみ。初めて参加される方もベテランと組みますのでOK!

 ・日  時:3月9日(日)午前9時集合

 ・集合場所:北海道開拓記念館


 

えとぴりか発送先会員一覧 2003年1月19日現在

No

会員

年度

No

会員

年度

No

会員

年度

1

佐伯 昌夫

03

11

鴫野 貞隆

02

21

橘井 公子

01

2

前野 和利

03

12

種市 国和

02

22

原島 和子

01

3

菅原 邦治

03

13

新田 紀敏

02

23

金井 博子

01

4

今村 敏郎

03

14

矢萩 浩一

02

24

松山

00

5

渡辺 紀久雄

03

15

高橋 俊男

02

25

高橋 清一

00

6

長屋 貞夫

03

16

岩谷 隆博

02

26

遠山 美恵子

00

7

長屋 隆夫

03

17

藤森 章子

02

27

丸山 久美子

00

8

吉田 奈恵美

03

18

沢部 勝

01

28

神田 隆

00

9

内田 桐子

02

19

宮田 浩秋

01

 


 


 


10

小林 保則

02

20

丹野 美智子

01

 


 


 


 

<< 会費納入のお願い >>

 パンダクラブ北海道の会計年度は1月〜12月です。2003年度会費の納入をお願いします。2,500円以上納入していただいた方に、2003年パンダクラブ北海道オリジナルのカレンダーを差し上げます。

 上の会員一覧の年度欄で「0002」の方は今年度会費が未納です。これと入れ違いに納入された方はご容赦ください。

寄贈先 36ヵ所

村野 紀雄

喫茶「樹」

パンダクラブ兵庫

ジャイアントパンダクラブ周南

森田遊園

大久保 勲

パンダクラブ三重

日本湿地ネットワーク

佐藤 孝則

小林 聡史

パンダクラブ徳島

然別湖ネイチャーセンター

舟橋 直子

良幸

パンダクラブ愛知

やまね工房 落合けいこ

小原 秀雄

水尾 君尾

パンダクラブ宮城

自然との共存を考える会

菅原 文雄

藤井 創

前田一歩園財団

北海道環境サポートセンター

帯広市立図書館郷土資料室

喫茶 あかげら

世界自然保護基金日本委員会

酪農大学野生動物研究会

自然ふれあい交流館

ウトナイ ネイチャーセンター

立命館大学慶祥高等学校

道自然保護課

自然ウォッチングセンター

丸山環境教育事務所

帯広百年記念館

札幌円山動物園

 

『江別環境アンケート』報告会について

 去る1月19日午後1時30分から野幌公民館で『江別環境アンケート』報告会があり、スタッフ7名を含む約20名の参加がありました。

 まず、酪農学園大学環境システム学部地理情報楽研究室の学生、菊田さん,舘岡さんが、昨年春に江別市内小学校5年生とその親を対象に実施した『江別環境アンケート』の集計結果を報告してくださいました。

 1445名に配付して1159名の回収ということで、80%以上の回収率により江別市内の自然環境を満遍なく把握できた有効なデータとなりました。

 そのあと酪農学園大学金子正美教授が今回のアンケート集計と解析に応用したGIS(地理情報システム)について詳しい説明がありました。その中で金子教授は、江別市の面積に森林の占める割合が案外少ないことや、昔と今の江別市における自然の変化について地理情報でどこまで判ってきたかを報告していただきました。このお話しは今年の環境広場のテーマに結びつくものなので、6月のイベントの中でも講演してもらいたいと思いました。            〔長屋〕

 

決算報告及び予算案について

(1)2002年度決算報告

・収入の部

項 目

実績(円)

計画(円)

差し引き(円)

備 考

会費

43,500

44,500

-1,000

 


 個人(@2,500*5)

12,500

12,500

0

 


 家族(@3,000*10)

30,000

30,000

0

 


 オンライン(@1,000*1)

1,000

2,000

-1,000

 


カンパ

12,000

0

12,000

 


雑収入(利子等)

4

0

4

 


前年より繰り越し

12,995

12,995

0

 


合 計

68,499

57,495

11,004

 


・支出の部

項 目

実績(円)

計画(円)

差し引き(円)

備 考

印刷費

6,339

10,000

-3,661

No.167〜172他

郵送費

30,090

24,000

6,090

同上

募金経費

7,940

5,000

2,940

 


行事費

17,490

15,000

2,490

レジャー保険他

負担金

2,000

2,000

0

環境広場

事務費・雑費

0

1,000

-1,000

 


繰越金及び予備費

4,640

495

4,145

佐伯さんの会費含む

合 計

68,499

57,495

11,004

 


 

(2)会計監査報告

金銭出納簿、領収書等関係書類を精査いたしましたところ、上記決算報告のとおり相違ありませんでしたので、ここに報告いたします。

2003年1月26日     会計監査 高橋 俊男

 

(3)2003年度 予算案

収入の部(円)

支出の部(円)

備 考

会費

44,500

印刷費

7,000

 


 個人(@2,500*5)

12,500

郵送費

30,000

 


 家族(@3,000*10)

30,000

募金経費

5,000

 


 オンライン(@1,000*2)

2,000

行事費

4,000

レジャー保険は未定?

 


 


負担金

2,000

 


 


 


事務費・雑費

500

 


前年より繰り越し

4,640

予備費

240

 


合 計

49,140

合 計

49,140

 


前年度より会員数を増やさなければ、レジャー保険(観察会など行事のための保険)加入が難しい。

 

== 編集後記 ============================================

◇ 今年のインフルエンザは流行が例年より一月以上早いとのこと。
  道内各地で猛威を振るっています。皆様十分お気をつけください。
                                       N.S

◇ 庭のバードテーブルは連日大賑わい。お客さんはスズメとカラ類、
  シメにミヤマカケスです。一つ不思議なことに気付きました。例年
  通りシジュウカラ、ヤマガラは来るのに、ハシブトガラが来ないの
  です。何故なのか気になります。
                                       M.E

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 えとぴりか E-Mail版 No.12(通算No.173)
  発行:パンダクラブ北海道 2003年1月31日
 
 〒064-0823 札幌市中央区北3条西26丁目1-12-303
       事務局:長屋 隆夫 方
       代   表:長屋 貞夫:FAX&TEL (011)384-0801
 
 年会費:家族会員            ¥3,000
      個人会員            ¥2,500
      ジュニア会員(中学生まで)  ¥1,000
      オンライン会員         ¥1,000
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